ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)

干支のストラップ(肥後象がん)/熊本市

ペンケースや鍵に付けて身近で上質なアクセントに

肥後象がんは、地鉄に金や銀を打ち込んでさまざまな模様を表現する金工品です。始まりは江戸時代初期といわれ、銃身や刀の鐔(つば)などに施されて発展しました。現在は、アクセサリー、ペーパーナイフ、万年筆など幅広いアイテムに象がん技術を見ることができます。

この道63年の肥後象がん師・関光輪さんは、おしゃれでかっこいいデザインの作品を数多く制作してきましたが、数年前から縁起物も手掛けています。今年は、数字の「1」をかたどったネズミをデザイン。「令和になって最初の正月。そして子(ね)年も十二支の中で1番」と関さん。耳と目とヒゲに打ち込まれた金がキラリと輝きます。数量限定。象がんが両面に施された根付けもあります。

ストラップ(本体26mm、各7500円)

【取材先】 

関光輪さん(熊本市北区)

お問い合わせ

県伝統工芸館

TEL
096-324-5133
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