ライター直が見つけた、風土や歴史の中で生まれ、伝統を守り続けている工芸品や、“今”を感じさせる手づくり品などを紹介していきます。 (随時掲載)
食器(高遊窯)/西原村
阿蘇の山野草を絵付け かれんな器で四季を楽しむ
スミレ、カワラナデシコ、ミズヒキなど阿蘇で目にする四季の野の花を描いた陶器。ナチュラルな色使いと優しいタッチの絵柄が愛らしく、毎日使いたくなります。
手掛けるのは、高遊窯の宇高弘子さん。工房がある西原村は、熊本地震の被害が大きかった所で、宇高さんの作品はほとんどが割れ、ガス窯も壊れました。いまだ材料の調達が難しいなど厳しい環境の中、精力的に作陶を続けています。ろくろで土を成形し、乾燥させてから電気窯を使い850度で素焼き。顔料で絵付けし、釉薬をかけて1250度で焼き上げます。
作陶の原点は唐津焼。最近は仲間の工房の登り窯を借り、渋みが特徴の唐津焼にも取り組んでいるそう。併設のギャラリーでは、いろんな表情の作品が楽しめます。
マグカップ(右、カワラナデシコ)2200円。お皿(奥、スミレ)2000円。茶碗(左、ミズヒキ)1300円
[取材協力]
阿蘇 高遊窯(阿蘇郡西原村小森2190‐146)
インスタグラムでも作品を紹介しています。
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