娘が4歳になり少しずつ手が掛からなくなってきたので、長らく封印していたおしゃれを再開しました。ところが、出産を機に体形が変わり、年齢も重ね、「久しぶりに着てみたら、お気に入りだった服がなんだかしっくりこない……」という状態に。これって「ママあるある」ですよね。私同様にショックを受けている方たちにお勧めしたいのが、熊本出身のファッションデザイナー・岡本順さんが立ち上げた「フクのリレー」です。岡本さんの過去のコレクションを、デザインはそのままに子どもサイズにリフォームするプロジェクト。

「自分が大切に着てきた服を子どもにリレーすることで、ステキな思い出も一緒に引き継ぎ、家族の絆を深めるきっかけにしてほしい」という岡本さんの思いからスタートしました。流行を追い掛けるだけの「使い捨てファッション」に警鐘を鳴らすサステナブルな一面も持ち、布を1枚も足すことなく子どもサイズにリフォームします。

私が選んだ1着は、「ここぞ!」という時に着てきた勝負服のワンピース。娘が生まれ、記念写真を撮る際も着た特別な服ですが、最近は着ていなかったので娘から「ママ、この服ステキなのに何で着ないの?」と不思議がられていました。それを、職人が一糸一糸ほどき、丁寧に採寸して子どもサイズにお直しすることで、再び輝きを取り戻していきます。完成の連絡を受けて、お店へ。ママのお気に入りの1着だったと分かっている娘は、試着して満面の笑顔。私も思い出が胸にあふれ、涙が出るほどの感動でした。

「フクのリレー」ワンピース17,600円〜

成長しても長く着られるように、縫い代を広めに取ってくれました

娘に譲った瞬間、「もうこの服は着られない」という寂しさと、「どうなるか楽しみ」という期待が同時に込み上げました

後日、その服を着て友人に会いに行ったところ、「それ、よく着ていたワンピースだよね?覚えてるよ!なんか、私まで思い出が込み上げてきてうるっとしちゃった」と大好評でした。娘も気に入ったようで、「次はあの服を譲って」と、早くもねだられています(汗)。ちなみに、当初は岡本さんの過去コレクションのみに対応していましたが、反響の大きさから「大切に着てきた服ならブランド不問」になったそう。たんすの肥やしにする前に、お子さんにバトンしてみませんか?

デザイナーの岡本順さん(左)。手取神社の参道沿いの『ウォールフラワー バイ ジュンオカモト』でリフォームを受け付けています


ジョセフィーヌ

おしゃれに目覚めた娘からファッションチェックを受け、毎朝落ちこむアラフィフ。育児と家事、仕事に、髪をかき乱して奮闘中。