古き良き日本の美文化・手ぬぐい洗顔

SNSで日課であるリサーチをしていると、「手ぬぐい洗顔」なるワードを発見。昔ながらの美容法のようで、手ぬぐいでそっとなでるだけで、驚くほど顔も体もツルピカになるそう! 手ぬぐいとせっけんの泡だけ、というシンプルな方法で肌が見違えるというから、美容好きとしては見逃せません。しかし、手ぬぐいはゴワゴワして肌への刺激が強そうなイメージ。本当に効果があるの?と思いながらも、だまされたと思ってトライ。

今でこそ、手ぬぐいはラッピングやファッション、インテリアなどさまざまなシーンで活用されていますが、本来は顔や体を拭うためのもの

水でぬらした手ぬぐいで固形せっけんを泡立て、クリーミーな泡で手ぬぐいを包み込んだら、手に巻きつけて顔全体をクルクルと洗います。まろやかな濃密泡で肌をなでる感覚にうっとり。肌あたりがソフトな分、洗浄力が弱そうに感じますが、洗い流す瞬間に違いが分かります。水が肌をつたう感覚がいつもと違って、肌がキュキュキュッ! 洗い上がりの肌はクリアになり、アゴや小鼻のザラつきも見事にオフ。「手ぬぐい洗顔」には天然のピーリング効果があり、汚れはもちろん、古い角質までもからめ取ってくれるそう。しかも、メークまで落とせるというから驚き。クレンジングの場合、せっけんは使わず、ぬるま湯でぬらした手ぬぐいで優しく拭うだけ。一度の洗顔でメークがすっきりさっぱり! ウォータープルーフのマスカラやアイライン、油分の多い口紅などは軽くクレンジングしておくと安心かもしれません。

今でこそ手ぬぐいは、ラッピング、ファッションやインテリアなど、さまざまなシーンで活用されていますが、本来は顔や体を拭うためのもの。速乾性があり、切りっぱなしのため雑菌が繁殖しにくい、使い込むほどにやわらかくなる、などのメリットも満載。美容には、目の細かい「岡」生地がおすすめです。直接肌に触れるので、無地に近い無蛍光のものを選んで。お財布にも地球にも優しいエコな美容法、ぜひ試してみてくださいね!

私が参考にしたのは『「キレイ」が変わる美肌手ぬぐい』(竹書房刊)

ネコスキ

美容好きの30代後半ライター。海外セレブから火が付いた酵素ドリンク「コンブチャクレンズ」でデトックスに励んでいます。