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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会


相続した畑に家を建てたいのですが…

Q.畑を父から相続したので、そこに住宅を建てたいと思っています。ただ、畑の場合はいろいろな手続きが必要だと聞きました。どのような手続きが必要ですか。また、注意すべきことがあれば教えてください。(40代 熊本市 男性)

A.「農地転用」になるので手続きが必要です

田や畑などの農地に家を建てたり、駐車場として利用したりすることを「農地転用」と言い、農地法に基づく許可が必要です。農地は私たち国民にとって食料供給の基盤であるため、農地法で無秩序な転用を規制しているのです。ですから、自分の土地だからといって勝手に転用したら、罰金が科せられる場合がありますので注意してください。

さて、お尋ねの件ですが、相続された畑の周囲はどのような所でしょうか。住宅が立ち並んでいますか? それとも農地が広がっていますか? 道路に面していますか?

農地を転用する場合、周囲の状況によって転用ができない場合があります。したがって、事前にお住いの市町村の農業委員会で、転用ができる場所かどうかを調べる必要があります。転用ができる場所であることが確認できたら、許可申請手続きを行ってください。

申請から許可書の交付まで1カ月程度かかりますが、申請書にいろいろな書類の添付が必要です。その準備にも1カ月程度かかりますので、余裕を持って手続きを進めることが大事です。添付書類については農業委員会にお尋ねください。

なお、地域によって農地法だけでなく都市計画法、その他による規制がかかっていることがあります。各市町村の農業委員会、都市計画課、あるいはお近くの行政書士にご相談ください。

行政書士 櫻田直己

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