【384号】大人女子もときめく 手作りプラ板アクセ

子どもの工作というイメージが強い「プラ板」。しかし今、アクセサリーの素材としても注目されています。そこで、初心者でも簡単に作れる“大人カワイイ”プラ板アクセサリーを、読者スタッフが作ってみました。


身近な材料で手軽に初心者にもおすすめ

プラ板アクセの魅力は何といっても手軽に作れる点。材料のほとんどが100円ショップなど身近なお店でそろえられ、絵が苦手でも、基になるイラストを上からなぞるだけだから簡単です。また、「金属のアクセサリーに比べ、軽くて扱いやすい点もおすすめですね」と、プラ板作家のオヤマアユコさんは話します。

今回は、プラ板とUVレジンを組み合わせて、より立体的に見える作り方を教えてもらいました。完成したアクセサリーは、プラ板とは思えないクオリティー。大興奮の読者スタッフでした。

教えてくれた人

プラ板作家 jouet(ジュエ) オヤマアユコさん
マルシェなどで人気のプラ板作家。出店情報はfacebook(www.facebook.com/jouet.ayuco)で。

ブローチ:谷口 祐三子さん作

ピアス:小泉 幸子さん作


準備するもの

(1)プラ板
(2)UVライト
(3)UVレジン液
(4)アクリル絵の具

その他、油性ペン、筆、パレット、基になるイラスト、アルミホイル、クッキングペーパー、はさみ、ラメ、ホログラム、つまようじ、ピアス(またはイヤリング)のパーツ、ブローチピン、オーブントースター


カラフルなフルーツでかわいさUP

瓶詰めフルーツのブローチ

1.

イラストの上にプラ板を置き、油性ペンで枠をなぞっていく。立体感を出すため、瓶の枠はプラ板の表に、中身のフルーツは、プラ板をひっくり返して裏側から描く。描いたら、枠の2mmほど外側をはさみで切る。

2.

アクリル絵の具を水で薄めながら、プラ板の裏(フルーツを描いた面)に塗っていく。厚くならないよう、重ね塗りをせず、均一に塗っていくのがポイント。

3.

絵の具が乾いたら、クッキングペーパーに載せてオーブントースターで加熱する。縮むのが止まったら取り出し、すぐに本などに挟んでゆがみを取る。

4.

(2)で色を塗っていないほうの面にUVレジン液を載せて、つまようじでのばす。時間をかけ過ぎると、油性ペンで描いた枠がにじむので作業は手早く。塗り終わったら、UVライトに入れて硬化させる(約7分)。

5.

ブローチの裏側にUVレジン液でピンを付けて硬化させる。完全に固まったら完成。

Point

UVレジン液を塗る時に気泡が入ったら、つまようじの先ですくい取ると、きれいに取り出せます。


ガラス細工顔負けのぷっくり透明感

うろこ模様のピアス

※イヤリングでも可

1.

プラ板の表に外側の枠を黒の油性ペンで、裏にうろこ模様を白のポスターカラーで描く。描いたら、枠の内側をはさみで切る。

2.

クッキングペーパーに載せてオーブントースターで加熱。縮みが止まったら、本などに挟んでゆがみを取る。

3.

アルミホイルの上で、UVレジン液とラメを混ぜる。プラ板のうろこ模様を描いていないほうの面に、ラメ入りのUVレジン液をつまようじで塗る。

4.

(3)をUVライトで硬化(約2分)。さらにラメ入りのUVレジン液を塗り重ねて、再度硬化(約5分)。

5.

ひっくり返して反対側の面に、透明のUVレジン液を塗る。お好みでホログラムを載せると、アクセントに。再びUVライトに入れ、硬化(約7分)。

6.

(3)でラメを塗ったほうの面に、UVレジン液でピアス(またはイヤリング)のパーツを取り付ける。取り付け位置を中心より少し上にすると、着用時に回転せず、きれいに見える。UVライトで硬化させ、固まったら完成。

Point

(4)でラメ入りのUVレジン液を二度塗りする時に、ラメの粒子の大きさや色などを変えると、華やかさがぐんとアップ!


他にも作ってみました

メイソンジャー(レモン)

白石 公子さん 作

うろこ模様のピアス(パープル)

岩崎 恵理さん 作

リンゴを持ったシロクマ

宮村 みきさん 作

※硬化時間は目安。固まるまでしっかり硬化させましょう
※縮んだ後のサイズは元の約1/3。作りたい大きさに合わせて描くイラストのサイズを決めましょう


体験を終えて

谷口さん

ブローチの下書きや、着色などの細かい作業は、無心になれて楽しかったです。次はイヤリングも作ってみたいな!

小泉さん

大人の趣味に進化したプラ板。出来上がった時の満足感は格別でした。早速着けて自慢します!


◆番外編

プラ板特集、いかがでしたか?
読スタのみなさん、まるで子どもの頃に戻ったかのように、ハシャギながら楽しんでいましたよ。

絵さえできれば後はとっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

最後に、撮影用とは別に後日、スタッフの皆さんが自宅で作った作品、そして今回プラ板アクセ作りを教えてくださったオヤマアユコさんの作品の一部をご紹介します。