【421号】上手に取り入れて日常生活を豊かに 色の不思議なチカラ

身の回りにたくさんあふれている色。色は、人の心や体に影響を与えるといわれています。特徴を知って、日常のさまざまなシーンで活用してみましょう。

色の心理テスト

選んだ色で今の心理状態が分かる!? 10色のカラーボトルの中から、気になる色を1つ選んでください。


性格や心の状態映す "色は心の言葉"

色が人の心と体に影響を与えることは、色彩心理学の分野でも証明されています。例えば、赤い色を見ると体温が上がり、青い色を見ると気持ちが落ち着くなど、色それぞれに特徴や効果があります。

普段、無意識に選んでいる色にも、その人の性格や心の状態が映し出されています。つまり“色は心の言葉”であり、好きな色や気になる色によって、本当の自分に気付くきっかけにもなるのです。

日常生活で意識的に色を取り入れることで、自分の感情をコントロールしたり、相手に与える印象を変えたりすることもできます。多くの方に「色が持つパワーや魅力」を知っていただき、心地よい暮らしにつなげてもらいたいですね。

お話を伺ったのは…

ヒューマンアカデミー熊本校 心理学講座講師
坂本 知華子さん

メンタルコーチ、心理セラピストとしてカウンセリングやセミナーを開催。「Chikako工房」でハーバリウムなどの創作ワークショップも手掛けている。


色のイメージと特徴、期待できる効果

レッド

エネルギーを象徴し、アピール力の強い色。購買意欲を高める効果があるため「販売カラー」とも呼ばれ、広告などによく使われます。

オレンジ

楽天的で陽気な雰囲気を醸し出します。「コミュニケーションカラー」ともいわれ、社交性を高め人間関係を良好にします。

イエロー

知性と判断力を高める色。オレンジ同様、コミュニケーションカラーで、ユーモアセンスや説得力のアピール効果も期待できます。

グリーン

「リラックスカラー」と呼ばれ、刺激を受けにくく温度を感じさせないのが特徴。情緒安定や、心身を癒やしたいときに使うと◎。

ブルー

真面目さや落ち着きを与え、集中力を長時間保つ効果も。また副交感神経に働き掛け、見ているだけで脈拍や体温が下がります。

バイオレット

ヒーリング効果が高く、心身に安らぎを与えます。高貴な色でもあり、カリスマ性のアップにもつながります。

ピンク

優しさや思いやりがある印象を与える色。若々しさも感じさせてくれます。また、怒りを鎮めて平常心を取り戻すのにも役立ちます。

ホワイト

純粋さや誠実さを感じさせる色。新しいことを始める際に用いると真っさらな気持ちで臨め、さまざまなことを素直に吸収できます。

ブラック

高級感や都会的なイメージ。信念を貫く力を与え相手を引き付ける効果も。半面、威圧感も与えるので使う場面を選びましょう。

ブラウン

堅実で落ち着いた印象の色。身に着けると心身の安定につながり、相手にも安心感を与えます。衝動的な行動を抑える効果もあり。

グレー

慎重さを感じさせ、相手を立てるという印象を与えます。そのため、クレーム対応や謝罪の場面などでおすすめの色です。


イマのあなたにおすすめの色は?

シーンや気分に合わせ、ファッション、インテリアなどに色を上手に取り入れて、毎日をより楽しく、豊かにしませんか。ヒューマンアカデミー熊本校の坂本知華子先生に、状況に応じたおすすめの色と活用法を教えてもらいました。

心が癒やされたいとき

インテリアなどに取り入れて 枕カバーに使ってみても

心身が疲れたり、気持ちが不安定だったりするときは、グリーンやバイオレットを部屋のインテリアなどに取り入れると、気分が安らぎます。グリーンは、観葉植物を飾るとよいでしょう。緑茶の葉を入れた器をベッドの脇に置くのもおすすめです。また、バイオレットの枕カバーを用いると、皮膚から脳に色のヒーリング効果が伝わって癒やしを感じられ、良質な睡眠が期待できます。

元気を出したいときは…

オレンジがおすすめ。メークや小物に取り入れて。五感を使って効果を得たいなら、紅茶にオレンジの輪切りを入れて楽しむのも◎。


信頼感を得たいとき

商談やプレゼンで力発揮 女性はメークで使い分けを

商談をまとめたいときやプレゼンテーションなどを行う際、相手の信頼感を得たいなら、ネイビーやブラックのスーツを身に着けたり、小物に使ったりしましょう。自分自身も落ち着いた気持ちでその場に臨めますよ。また女性の場合は、メークなどによる印象もプラスしたいもの。知的ならレッド系、包容力はピンク系、はつらつとした感じはオレンジ系がおすすめです。

誠意を表したいときは…

グレーがおすすめ。ファッションや小物に使えば、協調性もアピール。相手の怒りを抑える効果もあるので、謝罪時にも役立ちそうです。


集中力を高めたいとき

試験、試合…ここ一番の場面で 常に視界にあると効果が持続

試験や試合、発表会など、集中力を発揮したい場面にはブルーが最適。仕事や勉強の効率も上がります。その際、常にブルーが視界に入る状態にすると、効果が持続します。例えば、ブルーのボールペンやマウスパッドを使ったり、部屋に海・空をモチーフにした写真や絵を飾るなど、インテリアに取り入れたり。また、オリーブグリーンを加えると、相乗効果で粘り強さも引き出してくれますよ。

やる気を出したいときは…

レッドがおすすめ。強い色なので、ネクタイや下着、小物など、ポイント使いだけでも十分に効果が期待できます。


女らしく見せたいとき

デートで使いたい定番カラー 抵抗あれば、まずは小物から

デートのときに身に着けたい定番カラーといえば、ピンク。ファッションやメークに取り入れれば、女らしさやかわいらしさ、優しさをアピールできます。ただし、ピンクの面積が多過ぎると、子どもっぽい印象を与えることもあるので要注意。ピンクに抵抗がある人は、下着のほか、財布やポーチ、携帯電話ケース、指輪といった小物にピンクを使うことから始めてみて。

大人っぽく見せたいときは…

マゼンタがおすすめ。「慈悲の色」といわれ、細かな気配りができる印象に。また、ベージュも落ち着いた大人の女性をアピールできます。


色の心理テスト 診断結果

何気なく選んだ色にはそのときの心理状態が映し出されるそうです。参考にしてみてくださいね。

〈作成/ヒューマンアカデミー熊本校 講師 坂本 知華子さん〉

レッドを選んだ人は…

変化や前進を強く求めているとき。やり遂げたいことがあるときはレッドを取り入れて。緊張や怒り、不満などを感じるときは、冷静のブルーや安らぎのグリーンを取り入れてみて。

オレンジを選んだ人は…

積極的に行動したいと思っているとき。人に何かを求め過ぎると感じている場合は、理解や洞察力にも優れているときなので、今の自分に必要なことをじっくり考えてみましょう。

イエローを選んだ人は…

注目を求めていたり、進むべき道について考えたりしているとき。自信のなさを感じているなら、行動・思考パターンを見直し、ユーモアを意識して行動してみるのもいいでしょう。

グリーンを選んだ人は…

癒やされたい、決断したいと思っているとき。一方で、人間関係で敏感になっているかもしれません。そんなときは、自分なりの方法で息抜きをし、心をリフレッシュさせましょう。

ターコイズを選んだ人は…

自分らしさを表現したいと思っているとき。傷つくことを恐れ、なかなか方向性が定まらないときは、自分の心の奥にある本当の気持ちにスポットを当ててみるといいでしょう。

ブルーを選んだ人は…

安心感が欲しい、優しく誠実でありたいと思っているとき。一方で、失敗を恐れ不安な気持ちになっているかも。そんなときこそ、自分の考えを素直に伝えることを大切にしましょう。

ピンクを選んだ人は…

愛したい、愛されたいと望んでいるとき。また、人の細かな感情を察知し、否定されることを恐れ、不安を感じているかも。ありのままの自分を受け入れることで心が軽くなるでしょう。

バイオレットを選んだ人は…

情熱と冷静さを併せ持ち、ミステリアスな雰囲気を醸し出しているとき。人との距離を感じているなら、自分の内面と向き合ってみると、スピリチュアルな何かに気付くかも。

マゼンタを選んだ人は…

誰かに対して献身的でありたいと思っているとき。その気持ちが一方的になり、頑張り過ぎてしまう傾向も。肩の力を抜いて、相手との適度な距離を保つことを心掛けてみましょう。

クリアを選んだ人は…

自由や新しいことを求めているとき。一方で、今何をすべきか分からず悩んでいるかも。クリアの何色にも染まれる臨機応変さを生かし、心のストレスをパワーに変えていきましょう。

※ここに紹介した色彩の心理はあくまで一般的な見解で、個人の性格や心理状態を決定付けるものではありません


【取材協力】