【473号】ワーキングウーマン VOL.41 乾燥&紫外線対策がカギ! ハンドケア習慣
名刺交換や資料を手渡す場合に、荒れた自分の手に“ハッ”とした経験はありませんか。乾燥対策はもちろん、この季節は紫外線対策も必須。ハンドケアについて専門家に聞きました。
紫外線も乾燥の原因に 時にはスペシャルケアも
手は「皮脂膜」という油分で乾燥から守られています。しかし、皮脂膜は水で剥がれてしまうため、水に触れた後はハンドクリームを塗って、小まめに保湿することが大切です。手洗いや入浴、皿洗いなどの後は、1分以内にクリームを塗るのが理想的です。入浴後に顔に付けた化粧水や乳液の残りを手に塗るのもOK。ぬれた手に使える手肌用乳液もあります。
さらに今の季節、気になる紫外線は乾燥やシミ、しわの原因にもなります。普段は、ハンドクリーム+日焼け止めでしっかり予防し、3日に1度くらいはハンドパックなどで手肌をいたわりましょう。
健康的な手肌を維持するには、毎日のケアを意識して。ハンドクリームは値段や香り、成分なども含めて自分に合うものを選びましょう。職場にも常備しておきたいですね。
教えてくれたのは
熊本ベルェベル美容専門学校 講師
芥川 留里さん
簡単ハンドマッサージ
血行を促進するハンドマッサージで、ハンドクリームの浸透もUP! 仕事や家事の合間にリラックスしながら行って♪
手にハンドクリームを2cmほど出し、手のひら、甲、手首にのばす。
親指の付け根を持ち、指先に向かって小さく円を描くようにマッサージ(A)。再び親指の付け根を持ち、指先に向かって滑らせる(B)。他の指も同様に。
爪の付け根と両側を軽く押す。
神経が集まる指先をプッシュすることでリラックス効果あり
手の甲・手のひらをそれぞれ、写真の矢印の方向に親指で押さえながらマッサージ。反対の手も同様に。
コツコツ継続! ハンドケアのポイント
1 小まめにハンドクリームを塗る
小まめにハンドクリームを塗る
2 水を触るときはゴム手袋を
食器洗いや風呂掃除には、ゴム手袋の着用がおすすめ。さらに、お湯を使用すると、手袋の中がスチーム状態になって保湿効果UP!
3 日焼け止めで紫外線対策
手にも日焼け止めを塗る、薄手の手袋を着用するなどして。
4 化粧水で水分補給
朝晩は、コットンに化粧水を500円玉大くらい取り、両手をパッティング。その後、ハンドクリームで潤いにふたを。
5 キューティクルオイルでささくれ予防
爪の甘皮が乾燥してささくれるのを防ぐには、キューティクルオイルがおすすめ。ジェルネイルの持ちも良くなりますよ。
6 体内からの乾燥対策も
肌の潤いに欠かせないコラーゲンの生成には、ビタミンCの摂取が効果的といわれています。食事やサプリメントで積極的に取って。
Special Care 頑張った手に「ハンドパック」のご褒美♡
ハンドクリームでハンドマッサージを行った手に、ビニール製の手袋をかぶせて20分放置。手袋がずれないよう、手首を輪ゴムで軽く留めて。市販のハンドマスクを使用してもOK。
ハンドクリームの種類と選び方
成分
保湿系
ヒアルロン酸やシアバターなどの保湿成分が入ったもの。乾燥や、ささくれ、あかぎれが気になるときに。
ビタミン系
肌を美しく整えるビタミンが配合されており、美白効果が期待できる。くすみが気になるときにおすすめ。
尿素系
尿素は硬い角質を溶かすピーリング効果があるので、肌のごわつきが気になるときに適量を塗って。あかぎれなど傷部分にはNG。
タイプ別
クリームタイプ
油分が多く、こってりとした使い心地。寝る前の使用がおすすめ。
ミルクタイプ
クリームより水分が多く、肌になじむので、こまめに塗り直しやすい。
ジェルタイプ
塗った直後もサラサラなので、パソコンやスマホを操作する人向き。
※詳しくは薬局などにお尋ねください
※手荒れが長引く場合は医師にご相談を
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