【516号】春と、デニム。
重たいコートを脱いだら、本格的な春がやってきた! 心地よい季節の到来に気分も自然と軽やかに。ときめく春に、いち早くアイテムを新調するなら「まず何買う?」 。正解は、デニム。今回は人気スタイリスト・松田美由紀さんに聞いた、“あなたをアップデートしてくれるデニム”を紹介します。
デニムパンツ 2万7500円(Maison Eureka)、サーマルニット 2万900円、 サンダル 2万4200円(以上すべてanerca &L.I.V)
春を連れて来た、あたらしいデニム
永遠のスタンダード・デニム。定番だからこそセンスの差がつきやすいアイテムですが、つい「まだ着られるよね?」と、同じモノをはき続けていませんか。"今っぽい"をかなえるコーディネートに仕上げるカギは、デニム選びにありました!
あなたをアップデートしてくれる春らしいデニムスタイルへ
お手持ちの最新デニム、いつ買ったものか覚えていますか? 永遠の定番として何年も同じものをはいている方や、「毎日はくからファストファッションで十分」と思っている方は意外と多いようです。例えば、トレンチコートなどのアウターや靴・バッグなどのアクセサリーは今年のスタイルに新調するのに、つい「去年と同じ一本を」と選びがちなのがデニムです。着られる期間が長く、長持ちする頑丈な素材だからと、〝アップデート〟しそびれていないでしょうか。今の自分のライフスタイルや体形にあった一本を知り、今年らしいスタイリングをマスターすることで、おしゃれの幅はぐっと広がります。ベーシックアイテムのデニムであっても、毎年シルエットや流行のレングス(丈の長さ)などは更新されます。ちょっと上質なデニムを身にまとうことで、皆さんの春のスタイルが一気にブラッシュアップされますよ!
教えてくれた人
スタイリスト
松田 美由紀さん
Scarlet stylist代表。福岡・熊本を中心に、TV番組やCM、広告のスタイリストとして活躍。商業施設のディスプレーやフードスタイリング、美術、ヘアメークなども担当。
day1:子どものお迎えstyle
人気の"テーパード"はブラックデニムが狙い目
デニムに悩む人の中には、「スキニーしか持っていない」という“スキニー信者”の方もいるのでは…。スキニーを“テーパード”にチェンジするだけで、“脱・いつも”の、きれいめカジュアルが完成します。トップスはあいきょうのある差し色のTシャツと、爽やかなワークシャツをさらりと羽織って、春らしく。ラフな日常着にひとさじのエレガントさを加えました。
DENIM DATA
johnbull(ジョンブル)
岡山県倉敷市発の〈ジョンブル〉のブラックデニム。腰回りからももにかけてゆとりのあるシルエットと、さまざまな足元に対応できるアンクル丈。
デニムパンツ 1万7600円、ジャケット 1万9800円、Tシャツ 6380円、シューズ 3万9600円(以上すべてpeach baybrook)
day2:ママ友とショッピングstyle
デニムonデニムを着こなすコツはワントーン
トレンドの“デニムonデニム”。昭和っぽくてダサく見えないかな…」って思っていませんか? 一歩間違えるとやぼったくなるコーディネートをおしゃれに着こなすコツは、ワントーンで仕上げること。セットアップは上級者向けですが、「白」でまとめると新鮮なスタイリングが可能に! リュック、シューズなど白の小物を足して、春らしいバランスで着こなしましょう。
DENIM DATA
HATSKI(ハツキ)
柔らかい風合いと優しい質感が魅力の<ハツキ>の白デニム。同ブランドかつ色味をそろえたことで、互いの良さを引き立て合う!
デニムジャケット 2万6400円、デニムパンツ 1万9800円、インナーシャツ 7480円、リュック 1万7600円、シューズ 1万1000円(以上すべてYARD)
day3:夫とディナーデートstyle
素材・デザイン・トレンド 個性派モデルで主役感を!
デニムはシンプルで着回しやすいアイテムだけど、それだけでは物足りないという人もいますよね。インパクトのあるデザインが光るこちらは、ウエスト回りにねじりを生んだ、個性的なシルエットが魅力。ルーズな“古着感”を奏でるワイドデニムをレディーに着こなすために、ボトムのイメージと対照的な上品なトップス、女性らしさを誘うサンダルを添えました。
DENIM DATA
Maison Eureka(メゾンエウレカ)
ベルリン在住の日本人デザイナー、中津由利加が手掛ける注目ブランド。ビッグサイズのデッドストックを厳選し、解体、再構築したバギーパンツ。
デニムパンツ 2万7500円、ブラウス 3万800円、バッグ 1万3200円、サンダル 2万4200円(以上すべてanerca&L.I.V)
これさえあれば!な、運命の一本
デイリーユースに頼れるデニムたちです。
はくだけでなんだかとってもサマになってしまうデザイン。
どんなスタイルにもハマる汎用性の高いデニムをご紹介。
[DENIM NO.01]ジャパンブランドの名品!繊細なクオリティー
女性のボディーラインを美しく見せ、王道の風合いで味わい深く着こなせるメード・イン・ジャパンのジーンズブランドのいち押し。
peach baybrook
2万900円/RED CARD
[DENIM NO.02]今っぽくリラックスした佇(たたず)まい
フロントじゃない、サイドジップがアクセントになった新作テーパード。サイズ感にこだわった“大人リラックス”な表情が春にぴったり。
YARD
1万9800円/HATSKI
[DENIM NO.03]インディゴブルーでかなえる大人デニム
脱ほっこり! キリッと大人の装いが光る新作。上品なセンタープレス、こだわりの“チェーンステッチ”の縫製がトラッドな雰囲気に。
anerca&L.I.V
2万7500円/JANE SMITH
お悩み別、ベストデニムの教科書
下半身の悩みを際立たせてしまうアイテムとして、以外にも“苦手アイテム”として挙げられることも多いデニム。
コンプレックスを程よくカバーしてくれるアイテムを選んでもらいました。
ストンとしたシルエットで着心地も良く、どんな体形もカバーしてくれるオーバーオールデニム。ブルーを選ぶのは勇気がいるという人も、ブラックなら取り入れやすいはず!
YARD
2万5300円/HATSKI
腰回りに余裕がありながらも、絶妙なテーパードシルエットがスラリとした脚のラインを作ってくれます。一般的なデニムより生地が薄めで、圧迫感がないのもポイント。
peach baybrook
1万2100円/D.M.G
小柄な人がデニムを着こなすには、少しクセのあるデザインを選ぶのがポイント。立体的なシルエットを作ってくれるので、デニムの存在感が際立つワイドな一本を。
anerca&L・I・V
1万8700円/TODAYFUL
取材協力
店舗情報
- 住所
- 熊本市東区神水本町27ー21
- TEL
- 096-285-6591
- 店舗ホームページ
- https://www.com-project.jp/
- 営業時間
- 11時~17時(OS16時)
- 休業日
- 水曜
- 席
- 42席(ほかテラス席12席)
- 駐車場
- 23台
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