日々の暮らしのちょっと難解なお悩みに、弁護士や司法書士など専門士業の先生たちが答えます。
協力/熊本県専門士業団体連絡協議会


ブロック塀=土地の境界ではないの?

Q.お隣が土地を売るらしく、売る前に土地の境界の確認で、立ち会いのお願いがありました。うちと隣との間には20年ほど前に建てられたブロック塀がありますが、それが境界にはならないのでしょうか。(熊本市 60代 男性)

A.そうとは限らないので立ち会いで確認を!

境界の確認にはぜひ立ち会ってください。境界は財産の範囲を示すものでもあり、境界立ち会いはお互いの権利を守る上でとても重要な確認作業にもなります。恐らくお隣の方は土地家屋調査士等の専門家に土地の調査測量を依頼され、立ち会いの準備をしておられるのだと思います。

20年ほど前にブロック塀を建てたということですが、建てる前に土地家屋調査士等の境界の専門家が調査測量して境界を確認した上で建てられたものでなければ、必ずしもブロック塀が境界にはなりませんし、実際にそうでなかったというケースも少なくありません。立ち会うことで専門家による説明を受けることができますし、その際提示される登記簿謄本、測量の際に作成された地積測量図、周辺土地を示した地図等を確認できる良い機会だと思います。これを機に境界について再認識され、これから新しくお隣さんになられる方と良好な関係を築くためにも、立ち会いに参加されることをお勧めします。

そして、境界が確認できましたら境界標(コンクリート杭等)の設置を土地家屋調査士に依頼してください。目印になる境界標を設けて、世代が替わっても分かるようにしておくことが重要です。

『杭を残して悔いを残さず』。土地の境界については難しいところがあると思いますので、ご不明な点などありましたら最寄りの土地家屋調査士にご相談を!

土地家屋調査士 平田孝次

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