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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会


改定された最低賃金、月給制は対象外なの?

Q.事務職フルタイムパートで働いています。先日、最低賃金が改定されたとのことで、パート仲間の時給は上がったようですが、私は月給制のため変わりませんでした。月給制は対象にならないのでしょうか?(熊本市 40代 女性)

A.時給、月給問わず全ての労働者に適用されます

まずお知らせとして、熊本県の地域別最低賃金が10月1日、時間額737円に改定(前年度+22円)されました。相談者のお勤めの会社は、この地域別最低賃金の改定時期に合わせて毎年、パートタイマーの時給を見直しているものと考えられます。

地域別最低賃金は正社員、パート、アルバイト、臨時、嘱託などの別を問わず、全ての労働者に適用されます。時給制、月給制など賃金の支払い方法の違いにかかわらず対象となります。

では、最低賃金を満たしているかどうか確認してみましょう。時給制なら単純に時給が737円以上であればOKです。月給制は、「月給÷1カ月の平均所定労働時間」で1時間当たりの時間額を算出しますが、ここで注意すべきは月給に含まれる諸手当。精皆勤手当、通勤手当、家族手当、残業代は差し引いてください。これを、年間通じた1カ月の平均所定労働時間で割るわけですが、計算した結果、意外と最低賃金を下回ってしまうケースも…。賞与や臨時に支払われた手当も含まれませんので、気になる場合は一度、給与担当者に聞いてみましょう。

最低賃金制度に関しては、特定最低賃金(特定の産業に適用される制度)や減額の特例制度などがあり、その他派遣労働者の取り扱いなどそれぞれに細かくルールが定められています。ご不明な点はお近くの労働基準監督署、または身近な社会保険労務士にご相談ください。

社会保険労務士 金澤 修


無料合同相談会

主催/熊本県専門士業団体連絡協議会

11/25(土) 10時〜16時(予約不要)
くまもと県民交流会館パレア9階

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