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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会


「ふるさと納税」難しそう…簡単な方法教えて!

Q. 「ふるさと納税」に興味があります。各地域の豪華な返礼品が魅力ですが、手続きが大変そうで…。簡単にできる方法もあると聞いたので、ぜひ教えてください。 (熊本市 30代 女性)
A.確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」が便利

年々盛り上がっている「ふるさと納税」。初めての方のために、その仕組みを簡単に説明します。例えば、あなたが好きな市町村に1万円を寄付したとします。その領収書を添えて翌年3月15日までに確定申告すれば、所得税と住民税合わせて8000円が節税できます(年収や家族構成により、8000円にならない場合もあり)。

さらに、寄付をした市町村から返礼品がもらえます。仕組み上、2000円を超えないと節税になりませんが、裏を返せば2000円の負担で特産品などを手に入れられるいうことになります。

もっと簡単な方法として、平成27年から「ワンストップ特例制度」がスタートしました。確定申告をしなくても、「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」(マイナンバーカードの写しなどが必要)を、寄付をする市町村(5カ所まで)に提出すれば、確定申告をした場合と同額の節税ができます。ただし、年間給与収入が2千万円を超える方、医療費控除の申請などで確定申告をされる予定の方は、この制度を利用できませんのでご注意ください。会社員やパートなど、確定申告をする必要がない人向けですね。

ふるさと納税は、自分のふるさとに「恩返ししたい」「貢献したい」という思いを“納税”という形で実現し、より良い地方創生を目指す制度です。熊本でも実施していますので、ぜひ検討してみてください。

税理士 大石恭生

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