日々の暮らしのちょっと難解なお悩みに、弁護士や司法書士など専門士業の先生たちが答えます。
協力/熊本県専門士業団体連絡協議会


お骨を墓から納骨堂に移すときの手続きは?

Q.地震でお墓に大きな被害を受けました。県外にいる息子たちは熊本に帰ってくる予定がないので、将来を考え、お墓をさら地にしてお骨を納骨堂に納めたいと思っています。何か手続きが必要でしょうか?(熊本市 60代 男性)
A.「改葬」および墓地の廃止には許可が必要です

埋葬した遺体を他の墳墓に移したり埋蔵したりする、または収蔵した焼骨を他の墳墓や納骨堂へ移すことを「改葬」といいます(墓地、埋葬等に関する法律第2条3項)。

改葬を行う場合は、現在、遺骨などが埋葬・収蔵されている場所の市町村長の許可(改葬許可証)を受けなければなりません。この改葬許可証を受理した後でなければ、納骨堂の管理者は、焼骨を収蔵してはならないことになっています。

例えば、熊本市内の墓地や納骨堂に埋蔵等を行っていた遺骨を、同じ熊本市内の別の墓地や納骨堂へ移す場合は、熊本市に改葬許可申請を行います。しかし、現在玉名市内の墓地や納骨堂に遺骨があって熊本市内の墓地や納骨堂に移す場合は、玉名市で改葬許可申請を行わなければなりません。

また、使用しなくなった墓地を廃止する際も許可が必要です。ただ、申請できる人が限られており(地方自治体、宗教法人、公益財団法人など)、さまざまな提出書類も必要になることから、まずは墓地を管理している方や地方自治体に相談してください。

今回のご相談のように、お墓の管理について悩んでいらっしゃる方は昨今、増えているように感じます。それぞれのご要望に応じて各種の行政手続きが必要になりますので、悩んだときはお早めに行政機関、またはお近くの行政書士にご相談ください。

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