日々の暮らしのちょっと難解なお悩みに、弁護士や司法書士など専門士業の先生たちが答えます。
協力/熊本県専門士業団体連絡協議会


購入した中古住宅が欠陥だらけ…どうすれば?

Q.昨年、中古住宅を購入しました。ところが、いざ住んでみると、天井の雨漏りやシロアリによる腐食など不具合だらけです。売主からは何の問題もない物件と説明があったのに…。何とかなりませんか?(熊本市 40代 男性)
A.「瑕疵(かし)担保責任」がある売主に各種費用を請求できます

住宅の購入は人生の一大事。住宅の売主は、売却した住宅について瑕疵担保責任を負います。これは、売却した住宅に「隠れた瑕疵」(通常の注意では気が付かないような欠陥)があった場合に、売主が買主に対して負う責任のことです。

今回のケースでも、ご相談者が売主の説明を信じ、住宅を見たときなどにも不具合に気付けなければ、この責任を追及できます。責任の内容としては、雨漏りやシロアリによる腐食であれば、買主は、売主に対して修繕費用を請求できますが、そもそも欠陥がひどく修繕が不可能であったり、修繕に多額の費用がかかったりする場合には、売買契約自体の解除もできます。ただ、それらの請求期間については、買主が欠陥に気付いた時点から1年(売主が宅地建物取引業者の場合には引き渡しから2年)に制限されていますので注意が必要です。

また、個人間での中古住宅の売買においては、瑕疵担保責任の請求期間を引き渡しから3カ月程度に制限したり、そもそも「瑕疵担保責任なし」とする特約が定められていたりする場合もありますので、契約書をよく確認してください。なお、売主が住宅の欠陥を知っていたのに、それを隠して売却した場合には、上記特約があっても責任を免れません。

せっかく購入した住宅に不具合があれば、快適な生活を送ることはできません。住宅に関することでお困りの際は、弁護士に相談されることをお勧めします。

弁護士 立山 晴大

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