日々の暮らしのちょっと難解なお悩みに、弁護士や司法書士など専門士業の先生たちが答えます。
協力/熊本県専門士業団体連絡協議会

株式会社の“株式上場”ってどういうこと?

Q. 私の友人が働いている会社がこのたび、株式を上場するとのこと。このため、友人も大変喜んでいます。ところで、株式上場って一体、どういうことですか?(熊本市 20代 女性)
A.条件満たし証券取引所で株式を公開することです

日本には現在、約150万の会社がありますが、それら全ての株式が自由に売買されているわけではありません。この中で、株式を自由に売買できるのは、証券取引所で株式を公開している会社だけです。この株式公開をしている会社を「上場会社(企業)」、公開していない会社を「非上場会社(企業)」と呼びます。

株式を上場するためにはさまざまな条件を満たす必要があるため、上場会社数は約4000社と、全会社数の1%にも満たない数字です。トヨタ自動車、セブンイレブン、NTTドコモなどが有名ですね。

株式上場には、次のようなメリットがあるといわれています。(1)株主から多額の資金を調達することが可能になり、事業を拡大しやすくなる(2)厳しい上場基準をクリアした企業として、社会的信用を得られる(3)従業員の意識向上につながり、優秀な人材が集まりやすくなる。

また、上場会社の株式価格は日々変動しています。取引価格はさまざまな要因によって決まりますが、会社が公表する決算書は価格を決定する重要な要素となります。業績の良い会社の株式は買いたいと思う人が多くなるので価格が上がり、逆に業績の悪い会社の株式は買いたいと思う人が減るので下がります。

このように、上場会社が発表する決算書の内容は株主の利益に影響を与えるため、会計・監査の専門家である公認会計士の監査が義務付けられています。

公認会計士 庄田浩一

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