日々の暮らしのちょっと難解なお悩みに、弁護士や司法書士など専門士業の先生たちが答えます。
協力/熊本県専門士業団体連絡協議会

勤める会社が大手の子会社に連結決算って?

Q.勤務している会社が、全国に展開している大手企業の子会社になりました。このため、今後は連結決算の対象になるとのことですが、連結決算とは一体どういうことでしょうか。(熊本市 40代 男性)
A.一つのグループとして経営状況を明らかにすることです

連結決算とは、親会社や子会社などを一つの企業グループとみなし、グループ全体の経営成績や財政状態を明らかにすることです。連結決算では基本的には、親会社と子会社のそれぞれの売上や利益が合算されることになるので、勤務している会社が利益を計上すれば、それだけグループ全体の連結決算も良くなることになります(逆に損失を計上すると連結決算は悪化)。

ただ、親会社と子会社が一つの企業グループなので、通常の決算とは違った特有の処理も行われます。例えば、勤務している会社(子会社)から親会社に商品を売り上げた場合、子会社の単体決算では売上として計上されますが、連結決算ではグループ内の取り引きとしてこの売上は取り消されます。

業績が良くない親会社が、良く見せるために子会社に無理に商品を売り込んで、単体決算で見かけ上の利益を計上しようとしても(結果的に子会社にこの分のしわ寄せが発生)、連結決算では売上は取り消されることになるので、企業グループの経営状況をより的確に表すことになります。

ちなみに、大企業の中には子会社の数が1000を超えている会社もあり、巨大な企業グループを形成しています。

公認会計士 庄田 浩一

相談募集

はがき・封書 〒860‐8506 すぱいす「お悩み相談」係(宛先住所は不要)
メール spice.spice@kumanichi.co.jp☆気軽にお寄せください