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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会

離婚成立後でも養育費は請求できる?

Q.先日、夫と離婚しました。その際、離婚さえできればと思い、私が引き取った子どもの養育費の取り決めはしていません。今からでも養育費の請求はできるのでしょうか?(30代 女性)
A.養育期間中はいつでも可能です

さまざまな事情で、十分な話し合いができずに離婚をすることもあるかと思います。お尋ねの件について、養育費の取り決めは必ずしも離婚時にしなければならないわけではなく、子どもの養育期間中はいつでもできるということをまずはお伝えします。

直接、連絡を取って支払いを求めるのが基本ですが、それが難しいときや、話し合いがうまくまとまらない場合は、家庭裁判所に養育費の支払いを求める調停を申し立てることになります。

金額については、双方が合意すれば自由ですが、折り合いがつかない場合には、実際に裁判所で利用されている「算定表」(親双方の収入や子どもの人数により、養育費の相当額をグラフにしたもの)が参考になるでしょう。「算定表」は裁判所のホームページに載っています。また、月々の支払いに加えて、子どもの進学時や入院時など多額の費用が必要となった際に、追加で支払いを受けることもよくあるケースです。

さて、養育費をいつまでもらうのか。一般的には子どもが成人になるまでが多いようです。ただこれも、高校や大学の卒業時などそれぞれに取り決めることもあります。

ご相談の方が再婚したとしても、元夫に請求することは可能です。養育費について困り事や不安なことがあれば、一度弁護士に相談してみてください。

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