日々の暮らしのちょっと難解なお悩みに、弁護士や司法書士など専門士業の先生たちが答えます。
協力/熊本県専門士業団体連絡協議会

隣の土地の所有者って調べられる?

Q. 私の家と隣の家の間にあるブロック塀が崩れかかっています。隣の土地は以前から空き地だったので土地の所有者が分かりません。所有者を調べることはできますか?(50代 男性)
A. 法務局で必要な書類を取り寄せれば可能です

土地の所有者は、そこが空き地であっても法務局で調べることができます。法務局には、「公図」と呼ばれる土地の位置や形状を示した図面が保管されています。まずはご自身の土地の地番で公図を請求し、その公図で隣の土地の地番が何番であるかを確認してみてください。

次に隣の土地の地番の「登記事項証明書」という書類を請求します。この登記事項証明書には土地の所在・地番をはじめ、面積や所有者情報が記録されています。つまり、登記事項証明書を取得することで、隣の土地の所有者がどこの誰であるのかを確認することができるのです。

公図と登記事項証明書は誰でも取得することができます。ただし、土地の地番が確認できないと公図も登記事項証明書も取得することができませんのでご注意ください。

また、地積測量図と呼ばれる土地の測量がなされた図面が保管されている場合もあります。ご自身の土地の地番および隣の土地の地番で請求してみてください。その地番の地積測量図が保管されていれば、測量の方法や精度、境界点の位置などの情報を得ることができますよ。

なお、塀の補修は当事者間での協議となります。どちらの土地に建てられているかが協議材料の一つになり、地積測量図が参考になる場合もあります。

土地家屋調査士 武田 真佳

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