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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会

受け取った学資保険金に税金は?

Q. 子どもの学資保険が満期となり、保険金が一括で振り込まれました。まとまった金額を受け取ったわけですが、税金はかかりますか?(40代 男性)
A. 所得税、贈与税がかかる場合があります

税金がかかるケースとかからないケースの両方が考えられます。税金がかかる場合、保険金の受取人が誰なのかによって税金の種類が異なります。保険料を支払った人と保険金の受取人が同じ場合は「所得税」、異なる場合は「贈与税」です。

まずは所得税から説明します。支払った人と受取人が同じで、今回のケースのように一括で保険金を受け取り、受取金額が支払った保険料総額よりも多かった場合は、その差額(もうけ)が所得税の一時所得に該当します。

課税対象となるのはその金額が50万円を超えた場合。一時所得の計算では50万円の特別控除があるので、もうけが50万円以下なら税金は課されません。

例えば、支払った保険料総額が280万円で受取保険金が340万円なら、もうけが60万円となり税金が課されます。しかし、受取保険金が300万円なら、もうけが20万円となり、税金は課されません。

一方、支払人と受取人が異なる場合の贈与税については、保険受取人が妻や子で、受取保険金が110万円を超えると課税対象となります。受取保険金から基礎控除の110万円を引いた額に対して、贈与税率をかけて贈与税額を計算します。

ご不明な点があればお近くの税理士に相談ください。

税理士 竹下 博貴

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