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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会

実家を増築 息子名義で登記するには?

Q.両親と同居中です。近く結婚することになり、将来も親の面倒を見るため、父所有の住宅に接続して私の資金で住宅を建築します。その部分を私名義で登記するにはどうしたらよいでしょうか。(熊本市 30代 男性)
A.建て方によって2つの登記方法があります

接続して建築する建物の構造・利用状態によって2つの登記方法が考えられます。

まず第一は、新築する建物が既存の建物に単に接続しているだけで、柱も壁も別で完全に遮断されていて出入り口も別の場合、独立した建物としてあなたの名義で新築の登記をすることができます。

第二は新築する建物と既存建物の間に壁がなかったり、廊下や部屋がつながっていて自由に出入りができたりするような場合は、お父さまの建物に増築したことになり、増築した部分をあなたの単独名義で登記をすることはできません。

しかし、実際に資金を出したのはあなたですから、既存のお父さまの建物を含めた全体を、あなたとお父さまとの共有の名義として登記することはできます。

この場合の登記にも2通りあります。お父さまの建物に増築登記をした後、あなたに持分移転登記をして共有にする方法、そして、増築登記の前にお父さまの建物についての持分移転登記をし、2人の共有にして増築の登記をする方法です。いずれの場合も持分の割合などによっては贈与税が発生することも考えられますので、事前に税務署または税理士に相談されるとよいでしょう。

土地家屋調査士 濵﨑 顯爾

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