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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会

国民年金に出産時の保険料免除はあるの?

Q.自営業者の妻で、出産を控えています。国民年金に加入していますが、出産した場合に保険料の免除制度が利用できると聞きました。どのような制度ですか?(熊本市 20代 女性)
A.昨年4月に制度化され免除が受けられます

お尋ねの通り、国民年金にも産前産後期間の保険料免除制度があります。会社員で厚生年金に入っている「第2号被保険者」には以前から産休中の免除制度がありましたが、自営業者やその家族、フリーターなど国民年金の「第1号被保険者」にはありませんでした。そこで次世代育成の観点から、第1号被保険者を対象とした制度が2019年4月から始まりました。

免除期間は、出産予定日または出産日が属する月の前月から4カ月間。例えば6月に出産予定の人は、5月~8月分までです。一般的な免除とは違い、世帯の所得に関わらず対象となり、その期間は将来の年金額を計算する際に保険料を全額納めたものとして扱われます。保険料を前納している場合は、産前産後期間の保険料は還付されます。また希望すれば、付加保険料を納付することもできます(月額400円を保険料に上乗せして納めることで、将来の年金額を増やせるもの)。

手続き方法は、お住まいの市区町村役場の国民年金窓口へ届け出をしてください。出産予定日の6カ月前から届け出が可能で、出産後でも構いません。手続きには母子健康手帳などが必要になるので、詳しいことは年金事務所にお問い合わせくださいね。日本年金機構のHPにも届け出用紙(ダウンロード可)や記入方法が載っているので、ぜひご覧ください。

社会保険労務士 宮城 朋子

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