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協力/熊本県専門士業団体連絡協議会


セルフメディケーション税制って何?

Q.薬局で購入したかぜ薬のレシートに「セルフメディケーション税制対象医薬品」と記載がありました。セルフメディケーション税制って何ですか? このレシートは保管しておいたほうがいいですか?(熊本市 42歳 メタボ初心者)

A.新しい医療費控除で、市販薬購入に適用される制度です

セルフメディケーション税制とは、今年1月からスタートした新しい医療費控除です。自分や生計を一にする家族が「スイッチOTC薬」(市販薬)を購入した場合、年間1万2000円を超える部分の金額(上限は8万8000円)について、総所得金額などから控除できる制度です。

従来の医療費控除のように年間(1~12月)の医療費が10万円を超えていなくても、年間(同)のスイッチOTC医薬品の購入額が1万2000円を超えた場合に適用できるため、従来より使いやすい制度となっています。

所得税や住民税を納めている人は、確定申告することで税金が戻ってきます。ただ、新制度を利用する場合は、申告する人が健康増進や疾病予防への一定の取り組みを行っていることが条件とされています。例えば、勤務先で行っている健康診断やインフルエンザの予防接種を受けている場合などです。

申告時には健康診断などの結果通知表の写しや、対象となるスイッチOTC医薬品のレシートなどの添付または提示が必要です。従って、レシートは保管しておくことをお勧めします。

セルフメディケーション税制は、従来の医療費控除との選択適用とされているため、両方の併用はできません。いずれか有利なほうを判断して申告するようにしましょう。詳しくはお近くの税理士にお尋ねください。

税理士 稲岡 亜美

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