最近よく聞く「ハラスメント」という言葉。言葉だけが一人歩きをして、本意を知らぬまま使っている人も多いようです。

Lesson.6 「ハラスメント」

「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」など32種類 ハラスメントの定義をしっかり理解しよう!

「ハラスメント」があることは知っていても、その定義を理解している人はどれくらいいるでしょうか。ハラスメントには現在、パワハラ(パワーハラスメント)、セクハラ(セクシュアルハラスメント)、マタハラ(マタニティーハラスメント)、アカハラ(アカデミックハラスメント)、スメハラ(スメルハラスメント)など、約32種類あるといわれています。

これは職場だけでなく、学校や地域の中でも起こり得ることで、嫌がらせやいじめを指します。相手が嫌と感じたら、それはハラスメントに当たるといわれますが、全てが該当するかといえばそうではありません。

職場においては、職務上の地位などを利用して、業務の適正な範囲を超え、精神的・身体的苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりすることはパワハラになります。ここで重要なのは、職務上の適正な範囲を超えているかどうかです。業務上必要な指導として行うことは、パワハラには当たりません。

ただ、同じ事実に対して、繰り返し追い詰める他、密室で執拗(しつよう)に指導する、圧迫感を与える言動などはパワハラになります。指導する側もより具体的に説明するなど指導方法を見直す必要があります。

ハラスメントに関しては、退職に追い込まれる前に同僚などに相談する他、会社や労働局の専用相談窓口に相談してみるのも解決の一つの方法。一人で抱え込まないことが大切です。

杉山友香さん

キャリアコンサルタント
杉山友香さん