あなたにとって「仕事」とは何ですか。目的は人それぞれあるでしょうが、仕事をする上で忘れてはならないことがあります。

Lesson.9 「仕事をする上での心構え(1)」

自分の仕事を俯瞰(ふかん)して見ることで仕事の幅が広がり、質が向上します

「あなたにとって仕事とは何ですか」と尋ねられたら、皆さんは何と答えますか? お金を稼ぐ手段、社会に貢献し、つながるためのツール、自らを高める自己実現の場…など、いろいろあるでしょう。

このように、私たちが「仕事」をする目的はそれぞれ違いますが、その根底にある、「相手の役に立ちたい」「喜んでもらいたい」という思いは変わらないはずです。

相手にとってプラスアルファになることを考えていくことが、より良い仕事となり、それが、個人や組織のコミュニケーション力、チーム力の向上にもつながるのです。

しかし、最近よく、特にまだ入社間もない人から、「会社のルールに疑問がある」「会社の決まり事になじめない」という相談があります。例えば、朝掃除を勤務時間とみなし、始業と同時に行う会社もあれば、掃除をみんなが気持ちよく働くための前準備とみなし、業務がスタートする前には終えておくというところもあります。このようなケースは、会社の伝統や個人の考え方によって、見解は違ってくると思います。どちらが正しいということはありません。しかし、組織には必ず、仕事をより良く進めるためのルールがあります。同時に価値観の違いがあることも理解しておかなくてはなりません。

その違いを認識し、礼儀や謙虚さを持つということは、仕事をしていく上でとても大切なことです。自分の行動や仕事ぶりを俯瞰(ふかん)してみる余裕ができると、仕事の幅が今よりもっと広がり、質も高まると思います。

キャリアコンサルタント
森田 裕子さん