電話応対や来社、訪問時に交わすお客さまとの会話、正しい敬語や丁寧語をマスターしておきたいものですね!
Lesson.11 「言葉遣い」
人としての品格が表れる言葉遣い 相手が心地よいと思える対応を
普段何気なく使っている敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語などがあり、シチュエーションに合わせて適切に使い分ける必要があります。また、“言葉遣いは心遣い”といわれるように、ちょっとした会話で相手に与える印象も変わり、ひいては人としての品格も表れます。
相手を大切に思う気持ちがより伝わるよう、動詞に「れる・られる」をつける尊敬語から「言い換えの尊敬語」に変えてみましょう。例えば「こちらにされますか?」を「こちらになさいますか?」、「お客さまが来られました」を「お客さまがいらっしゃいました」にすると、さらに相手を大切にしていることが伝わります。加えて「~できる」という言い方とも区別できます。
動詞 | 「れる・られる」を付加する尊敬語 | 言い換えの尊敬語 |
---|---|---|
する | される | なさる |
言う | 言われる | おっしゃる |
来る | 来られる | いらっしゃる |
見る | 見られる | ご覧になる |
食べる | 食べられる | 召し上がる |
これらの言葉は普段なかなかスムーズに出てこないかもしれませんが“習うより慣れろ”です。パッと出てこない言い回しは、よく目につく場所に書き出しておき、反復して使えるようにしてみましょう。
敬語を上手に使えると、この人に任せてみようと思ってもらえ、仕事の幅を広げるチャンスも増えるでしょう。まずは、日頃よく使う言葉遣いから見直してみませんか。
接遇マナーコンサルタント
山本直子さん
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