新年度がスタートしました。初めての職場で、楽しく仕事をするために心掛けてほしいことを紹介します。
Lesson.19 新入社員の心得
新入社員に必要なのは「素直な心」 あいさつは、相手を笑顔にするような気持ちで
春から社会人の仲間入りをした人は、学生時代とは違い、「働く」ということの責任と充実感を肌で感じ始めている時季ですね。新入社員は覚えることも多いため、何から手を付けていいのか分からないという人もいるでしょう。そこで、どんな職業であっても大切な、新入社員としての心得をいくつか紹介します。
まず心掛けたいことは、「素直な心」です。謙虚な気持ちで物事を捉え、受け入れることが大事です。「無駄では?」「こうやれば効率的なのに」と思うこともあるかもしれません。しかし、その会社にとっては長年の実績の中で必要とされてきたことであったり、何か理由があるということもあります。まずはやってみて、さらに良い方法があれば、報告時に提案するとよいでしょう。
また、慣れないうちは自分の判断だけで行動せずに、「報告、連絡、相談(ホウレンソウ)」をまめにすることも大切です。「報告」は、上司から聞かれる前に行い、分からないことや判断に迷うことは「相談」しましょう。また指示を受けるときは「はい、承知しました」だけでなく、「〇〇を〇〇までに〇〇すればよろしいですね」と具体的に復唱すると、ミス防止につながります。
最後は、やはり「あいさつ」です。新入社員は会社に新しい風を入れるという役割も担っています。気持ちの良い大きな声で、自分からというのは当たり前ですが、あいさつをした相手から笑顔が戻ってくるようなあいさつを心掛けるといいですね。
接遇マナーコンサルタント 山本 直子さん
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