家族の転勤を理由に仕事ができないと考えている人は、仕事の捉え方を少し変えてみましょう。

Lesson.21 「転勤族とキャリア」

スキルや専門性を高められるチャンス 将来の目標を定め、そこへ向かう準備期間と捉えて

夫の転勤などで、数年ごとに引っ越しがあり、なかなか定職に就けないというママたちの声をよく聞きます。確かに、せっかく雇っても数年後に辞めると分かっている人の採用を控える企業もあるかもしれません。しかし、期間の定めはあるけれど、スキルのある人を即戦力として雇いたいという会社は多くあります。短期間の仕事をつなぎ、実践力を低下させない働き方も、キャリアを継続させる一つの方法といえるでしょう。

また転勤の続く世帯でも、例えば子どもが小学校を卒業するまでは一緒に引っ越しをするけれど、中学生になったらどこかに拠点を設けるという家庭も多いようです。引っ越しを続ける期間がある程度定まると、そこに目標を定め、その時どんな仕事をしていたいか、それにはどんなスキルや経験が必要かということが見えてきます。おのずと今やるべきことが分かるはずです。

事務系の仕事であれば、5年後までにパソコンスキルを磨いておく、営業職であれば、コミュニケーション講座などに参加し、いろんな人との関わり方や話術を習得するなど、いろんな準備ができます。学校のPTAや地域の活動に参加し、みんなをまとめる力を養うことなども、仕事に必要なリーダーシップや協調性などのポータブルスキルを磨くことにつながります。

転勤をマイナスに捉えず、転勤している期間だからこそできることに目を向けていきましょう。

小佐井佳奈子さん

キャリアコンサルタント
小佐井佳奈子さん