お世話になっている人や会社へお中元を贈る季節ですね。贈る側、受け取る側にもマナーがありますよ。
Lesson.24 夏のごあいさつ
立秋(8月7日)前後で、表書きを書き換えましょう 頂いた際は、すぐにはがきか封書でお礼の連絡を
夏のごあいさつ「お中元」は、もともと道教の年中行事「中元」が起源とされ、これに先祖供養の風習などが融合。江戸時代ごろに、周りの人への感謝の気持ちを込めた贈り物に変化し、今の慣習になったといわれています。
贈る時期は地域によりさまざまです。九州では8月1日くらいから15日くらいまでが一般的ですが、「暑中御見舞い」として、梅雨が明ける7月中旬から贈る人も多く、東京や神奈川あたりでは、6月後半から贈り始めるところもあるようです。
贈る時期を逃した場合、立秋(今年は8月7日)以降は、表書きを「残暑御見舞い」とします。また、クライアントなど目上の人に贈る場合は、「暑中御伺い」「残暑御伺い」と表書きを変えるとより丁寧です。
受け取る側にもマナーがあります。届いたらすぐに電話でお礼を伝えるか、お礼状を出しましょう。会社などで頂き物をした際は、担当者がすぐにお礼の連絡をすることはもちろんですが、会社全体で情報を共有し、次にお会いした時、「先日はありがとうございます。おいしく頂戴しました」など、感謝の気持ちを伝えられるといいですね。
また、贈り先や自分が喪中でも、お中元、お歳暮は感謝の気持ちを表すものなので、基本的には関係ありません。しかし、四十九日が過ぎていない場合は、あえて少し時期をずらして贈るほうがよいでしょう。のし紙は、のしと水引がない白い無地のもの(奉書紙)、または白短冊を使用します。
接遇マナーコンサルタント
山本直子さん
コメント
0