「キャリアパス」という言葉を聞いたことがありますか? 今回は、それがどういうものなのか見ていきましょう。

Lesson.25 「キャリアパス(1)」

目標は道標(しるべ)! 長期的な目標を達成するために、短期的な目標をどうつないでいくかが大切です

皆さんは、将来こんなふうに働きたいと思い描く夢(キャリアビジョン)はありますか? 仕事だけでなく、自分の暮らしまで含め、10年後、20年後にどうなっていたいかを考え、そこにたどり着くまでに、どうキャリアを積み重ね、つないでいくかという道筋をキャリアパスといいます。

その夢に、「いつまでに」「どんなふうに」など、より具体的な要素が加わると、夢が目標(キャリアゴール)に変わります。キャリアゴールに到達するには、中・長期の目標、そして中・長期の目標達成には、どのような短期目標が必要なのかが見えてきます。いわば人生を逆算して考えていくことです。

私は25歳の時に、起業をするという夢を描きました。そして「40歳までに」と具体的な時期を定めたことで夢が目標になりました。目標を達成するには、事業計画を立てる知識と経験が必要。そのためには“売り”となる商材を決め、資金の準備をしなくてはならない。そして、今できることは…と考え、パソコンと簿記の勉強を始めました。技術が身に付いたことで、事務・経理の仕事に就き、多重債務を抱えた多くの若者に出会いました。ここで金銭教育の必要性を感じ、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。生き方や働き方を支援する今の仕事につながりました。

先の見えない道をやみくもに歩くのではなく、思い描く夢を具体的な目標とし、道標となる短期目標、中期目標といった道筋を立てていくことが夢をかなえる一つの方法です。

広瀬美貴子さん

キャリアコンサルタント
広瀬美貴子さん

-次回は、キャリアパスの長期的な考え方を紹介します。