長期療養が必要になった場合、どうキャリアをつないでいくか一緒に考えてみましょう。

Lesson.31 「病気を抱えながら働く」

病気したらすぐに退職ではなく、両立支援を活用しキャリアをつなぐ選択も

長期療養が必要な病気になったとき、それまでの仕事を続けるか、辞めて治療に専念するのか、難しい問題ですね。罹患(りかん)した病気の種類や程度にもよると思いますが、治療と仕事の両立において、実際悩みを抱えている人も多いと思います。

もちろんどちらを選ぶにせよ、本人の意思が一番重視されるべきですが、治療をしながら働き続けたいという人は、まずはその意思を早めに会社に伝えることが大切です。短時間勤務制度などがある会社では、通院が必要な曜日や時間を相談し、この制度を利用するということも可能です。

また、一時期だけ治療に専念したいという人は、すぐに退職してしまうのではなく、傷病手当金の申請後に休職という選択もできます。この場合、初診日から1年半の間は、健康保険から給与の約6割が支給されます。症状が改善すれば、また同じ会社に復帰することができます。

病気が回復してまた職場に復帰する際は、休みを頂いたことへの感謝の気持ちを伝えることはもちろんですが、引き続き通院が必要な場合や、職場で服薬が必要なケースなどもあるので、会社に理解や協力をしてもらうための説明を自分からしましょう。

病気したらすぐに退職ではなく、さまざまな方法で両立できる支援はあります。一人で悩まず、専門機関などに相談してみるのもいいですね。

キャリアコンサルタント 杉山友香さん