自分の好きなこと、嫌いなことを知るためには、まず仕事の棚卸しをしてみましょう。
Lesson.37 「自分の好きなこと、嫌いなことの発見法」
仕事内容の「好き」「嫌い」「得意」「不得意」を把握分析することで新たな側面が見えてくることも
皆さん、自分の仕事の「棚卸し」をしたことがありますか? 棚卸しとは、自分が担当する業務内容と作業を細かく分け、一つ一つについて分析することを指します。
例えば営業職の人は、日々たくさんの仕事を行います。訪問先の確認、提案資料の作成、顧客管理対応など専門性のある仕事から、メールの確認、電話応対、清掃といったどの職種でも共通する仕事まであると思います。それらを全て書き出します。
次に書き出したものを、好きな仕事と嫌いな仕事、自信がある仕事とない仕事、やっていて楽しい仕事と苦痛な仕事と分けてみると、大きく分類ができるはずです。
仕事の好き・嫌い、得手・不得手がはっきりすると、漠然と向いている(好きだ)、向いていない(嫌だ、合わない)と思っている理由が明確になり、自己理解が深まります。
やりたいこと、得意なことだけが仕事になるということはありません。苦手なことや不得意と思うことが認識できれば、改善する方法を考えるなど、モチベーションアップにもつながります。
また興味・関心からそれぞれの適性を探る「職業興味検査」を受けることで、自分では気付いていない分析ができることもあります。いろんな自分の側面を知って、仕事への対応力を高めていきましょう。
キャリアコンサルタント 広瀬美貴子さん
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