これまでの職場を離れ、新たなフィールドで働く「転職」について一緒に考えてみましょう。
Lesson.38 「転職とキャリア」
転職により何を目指したいのか 最終的な目標をしっかり見極めて
転職とは一般的には、今の仕事から異なる会社に移ることを指します。その中でも、仕事の専門性や能力をさらに高める転職をキャリアアップ、異業種の仕事に就くことをキャリアチェンジと言います。
どちらも最終的になりたい自分に近づくための選択であることに変わりはありません。そのためにも、転職を決断する際は、その仕事を通して何を目指すのか、将来的な目標がはっきりしていないと、転職したものの結局長続きしないということになりかねません。自分の目標や適性をしっかり見極めることが大切です。
また転職をする際は、どうしても譲れない条件があるはずです。勤務時間や給与額、勤務地、中には資格を生かした仕事をしたいけれど、子どもが小さいうちは仕事内容を変えたいというケースもあるでしょう。例えば看護師の資格を持っている人は、急性期医療病棟や一般病棟、高齢者施設、保健センターなど職場も多岐にわたります。譲れない条件が、どの職場で一番実現できるかを検討してみるのも一つの方法です。
まずは、なぜ転職をしたいのか、それは現在の職場では解決や達成ができないのか、転職によるメリットとデメリットをしっかり把握することからです。
面接に向かうときは、「これを聞いたら印象が悪くなるのでは」と躊躇(ちゅうちょ)せず、求人票に書いていないことなどもしっかり確認するようにしましょう。
キャリアコンサルタント 杉山 友香さん
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