女性管理職が増えつつある今、職務をどう捉え、遂行していけばいいのか考えてみましょう。

Lesson.39 「家族の転勤とキャリア」

「転勤のせいで」とマイナスに捉えるのではなく、「転勤のおかげで」と言えるような選択を!

家族の転勤をどう捉えるか。経済的な面、子どもの学校や受験、介護、親族間の問題など、それぞれの家庭に事情があり、考え方も異なります。帯同するのか、単身赴任してもらうのか悩む人も多いと思いますが、この機会を自身のキャリアについて考える機会と捉えてみてはどうでしょう。

夫の転勤によって現職を辞め、その後の仕事を選ぶ際、正社員や契約社員、パート、フリーランスという選択肢がある一方、働くための準備期間と捉えスキルを磨くという人もいるでしょう。教育活動や地域活動、趣味の時間もキャリアの一つになります。人生をキルト(パッチワーク)に例え、一つ一つの経験がすべて統合されて、その人オリジナルのキャリアが出来上がるという考え方もあります。転勤をきっかけに経験したことがキャリアの一部になります。

中には、初めての土地での人間関係に苦労したことから、同じ境遇の人の助けになりたいとコーディネーターの仕事を選ぶ人やワンオペ育児の経験から、地域の子育て支援の仕事に就く人もいます。また家族の転勤によって祖父母の孫育ての機会が増えたり、子どもにとっても転校で新たな世界が開けることもあります。

転勤があなたに与える影響と、周囲に与える影響を拾い出し、あなたがどんな生き方をしたいと思っているのかに照らし合わせてみてください。少なくとも、「転勤のせいで」ではなく、「転勤のおかげで」と言えるような人生の選択をしたいものですね。

キャリアコンサルタント 小佐井佳奈子さん