普段何げなく発している言葉。その環境を整えることで、意識が変わってくるそうです。

Lesson.50 「言葉環境」

意識(心)に影響する言葉 言葉環境を見直し、考え方や行動を好転させましょう

「職場環境」「家庭環境」「自然環境」など、よく聞く言葉ですが、「言葉」にも環境があるのをご存じですか。環境は、意識する、しないにかかわらず、私たちの生活や思想、言動に影響を及ぼします。例えば、生活環境を整えることで、暮らしに落ち着きが出たり、潤いが生まれたりします。同様に、言葉環境を見直すことで、考え方や行動を良い方向に進めていけるのです。

そこで紹介したいのが、ヒューマンウェア研究所が提唱する「暗病反(あんびょうたん)」「明元素(めいげんそ)」という言葉です。暗病反は、暗く、病みを感じ、反発する言葉で、「忙しい、疲れた、嫌だ、やってられない、やりたくない、つまらない」など。明元素は、「ありがとう、充実している、できる、やってみよう、素晴らしい、挑戦します、楽しい」など、明るく、元気で、素直な言葉をいいます。文字を見ただけでも、「暗病反」は気が滅入ってしまいそうで、逆に「明元素」は元気になりそうな言葉ですよね。私も社会人になりたての頃に教わり、今でも大いに活用しています。

自分の発する言葉は、周りの人にも、何より自分自身にも影響を与えます。苦手なことに取り組まなければならないとき、「やりたくない」「できません」と言えば、無意識にできない方に動いてしまうのです。

よく耳にする言葉は、良いものも、悪いものも潜在意識にインプットされます。そして、意識(心)に影響を与え、体とも連動しています。自分が日頃発している言葉も含め、職場全体の言葉環境を見直してみるといいかもしれませんね。

接遇マナーコンサルタント 山本 直子さん

接遇マナーコンサルタント 山本 直子さん