第二の人生における職業「セカンドキャリア」。女性の場合、40代くらいから考え始めた方がよさそうですよ。
Lesson.55 「セカンドキャリアの見つけ方」
主体性、実行力、創造力を磨き どこででも通用する力を身に付けよう
「セカンドキャリア」と聞くと、定年後の第二の人生を思い浮かべると思いますが、女性のセカンドキャリアは、結婚や出産、子育てなどが落ち付いた40代くらいからの時期を指します。
この頃になると、ライフイベントによる大きな生活環境の変化も少なくなり、腰を据えて自分の人生を考え始めるにはよい時期です。仕事に就いている人は、継続雇用で働く、転職する、または起業するなどいろいろな選択肢があり、自分に足りないものがあれば資格を取るなど、それを補う準備をすることもできます。
仕事に就いていない人も、再就職を考えたり、特技を生かして新たなことを始めたりするなど多様な道があります。どれを選んでも大切なのが、どこででも通用する力(エンプロイアビリティ)です。
大きくは、(1)主体性(2)実行力(3)創造力がこれに当たります。これが備わっていると、セカンドキャリアとして何かを始めたいと思ったときの強みになります。この力は何も仕事をしている人だけに備わるものではありません。子育て中に学校のPTA活動でテキパキと行事を進行したり、地域のお世話を率先して行ったりする中で培われる力でもあります。
またこの力は、経済産業省が提唱している「社会人基礎力」の、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」にも当たり、企業や地域で必要とされる力です。
人生100年時代―。目標とするセカンドキャリアに近づくために、積極的に一歩を踏み出しましょう。
キャリアコンサルタント 森田裕子さん
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