現在の仕事(本業)と並行して行う「パラレルキャリア」について考えてみましょう。

Lesson.56「パラレルキャリア」

第二のキャリアにつながる可能性も 気になることから始めて、活動や人脈を広げよう

「パラレル」には、並行するという意味があるため、「パラレルキャリア」と聞くと、副業を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかしパラレルキャリアとは、報酬を目的とする「副業(Job)」のことではなく、本業を持ちながらもスキルアップのために資格を取って活動の幅を広げたり、ボランティアやNPOなどの社会貢献活動を行ったりする「復業(Work)」を指します。

今はワーク・ライフ・バランスが少しずつ浸透し、残業を減らす動きがあるほか、就業時間を柔軟に変更できるなど、以前より勤務形態が多様化したことで、時間を有意義に使えるようになってきました。

このような状況の中、一人一人が本業だけでなく、複数のキャリア(道)を形成することも可能になります。

例えば、仕事には直結しないけれど本業と平行して、好きなことや得意なこと、興味のあることに力を注ぐ人がいます。これらは報酬を目的としない活動ですが、個人によっては、その活動が将来的に第二のキャリアにつながっていくこともあります。

ただし、このパラレルキャリアを形成する際に大切なことがあります。それは、(1)本業を見失わない(2)時間とお金の自己管理ができる―ということです。復業に没頭するあまり、本業を見失っては元も子もありません。

個人のスキルアップとともに、視野を広げ、将来に向けたステップアップと捉えましょう。

キャリアコンサルタント 広瀬美貴子さん

キャリアコンサルタント 広瀬美貴子さん