「ジョブ・カード」はどんな場面で使うのか、活用法を見てみましょう。

Lesson.62「ジョブ・カード(後編)」

職業能力を棚卸し、自分の強みと弱みを知る キャリア教育や採用・定着支援にも活用

ジョブ・カードは、現在のキャリアや職業観の形成に影響を与えた職務、仕事を通して得た能力、資格などを明確に書き記したものであることは前編でお伝えしました。

このカードは、これから就職活動をする学生や求職者、在職者を問わず、学校や企業でも活用でき、キャリア教育、採用、人事評価、人材配置を検討する際の材料となります。

学生や求職者は、このカードを使い自分の職業能力を棚卸しすることで、卒業や再就職するまでにあるべき能力と現在の能力との差を認識できます。自分の強みとなる職業能力を見つけ、就職活動の際にアピールすることも可能です。同時に、自身の弱みも認識できるため、今後伸ばしていかなければならない分野を知り、対策に役立てることができます。在職者も書いてみると、より仕事内容への理解が深まり、目指すべき方向性が具体的になることで、モチベーションアップにつながります。

また学校現場では、自己理解を深め、自身の成長のプロセスを見える化し、進路決定に活用できます。企業は採用時にジョブ・カードを使うことにより、求職者の職業能力を明確にし、その人の価値観や仕事に対する意欲を測ることができます。

企業経営においても、将来的な人材育成や定着支援につなげることができ、生涯を通じたキャリア形成、プランニングに生かせます。
※ジョブ・カードの様式は下記からダウンロードできます。
https://jobcard.mhlw.go.jp/

キャリアコンサルタント 広瀬美貴子さん

キャリアコンサルタント 広瀬美貴子さん


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