昨年4月から、年5日の有給休暇が義務化されました。取得する際に気を付けたいマナーを見てみましょう。

Lesson.63 「有給休暇の取り方」

取得日が決まったら、なるべく早く相談 周囲への配慮を忘れずに

有給休暇は、労働基準法に定められた労働者の権利で、心身共にリフレッシュし、よりよい仕事につなげていくために設けられているものです。中には、「権利だからいつ取ろうが、会社から何か言われる筋合いはない」と考える人もいるようですが、それでは信頼を得る仕事はできません。

そもそも仕事は、自分一人で完結するものではなく、取引先や雇い主、同僚との関係性の中で成り立っています。ですから給料をもらいながら休みを取るには、以下のような周囲への配慮がとても大切です。

予定が確定している場合は、なるべく早めに、遅くとも1週間前には伝えておきましょう。重要な業務に差し支える日を避け、長期にわたる場合は取引先にもその旨を伝え、その間の引き継ぎなどを事前に済ませます。

取得する日が決まっていない場合は、まずは上司に「○日あたりで休暇を取ろうと考えておりますが、よろしいでしょうか」と相談するとよいでしょう。新人の場合は特に、責任ある仕事を担っている上司の動向を考慮して計画するとよいでしょう。上司に当たる人も計画的に予定を立て、部内で早めに共有できれば、部下も有休を取りやすくなります。

どこかに出かけた場合は、休暇明けに、お土産を持って感謝の気持ちを伝えると、お互いに気持ちよく業務に就くことができますね。

これを機に、有給休暇の範囲や慶弔休暇など、社内の規定を改めて見直してみるのもよいでしょう。

接遇マナーコンサルタント 山本 直子さん

接遇マナーコンサルタント 山本 直子さん