正社員や契約社員、パートなど多様な働き方があることで、労働者にも企業側にもメリットがあるようです。

Lesson.64 「多様化する働き方」

「退職」を考える前に「働き方」の見直しを 柔軟な働き方でキャリアをつなぐことが大切

一昔前は、結婚や出産、家族の転勤などをきっかけに、一度仕事を辞めてしまうとなかなか復職できない女性が多く見られました。しかし最近は、正社員だけでなく、それぞれの希望する時間や期間、場所などに応じて働ける多様な雇用形態を導入する企業が増えたことで、仕事から完全に離れてしまうのではなく、その時々の状況に合わせて仕事を継続できるようになってきました。これは、就業者はもちろん、企業にとっても人材の定着というメリットにつながっています。

雇用形態を大きく分けると、正規雇用、契約雇用(期間の定めがある)、パート(時間の定めがある)、請負、派遣、フリーランスに分けられます。子育て中は子どもとの時間を大切にしたいとフルタイムでの勤務を諦めて退職した人や、数年後には引っ越すからと復職に二の足を踏んでいた転勤族の人にとっても、仕事を継続する機会が増えています。職場によっては、育児期間中に勤務時間を短くしていても、その後も正社員と同じ待遇を受けられる短時間正社員制度や、コアタイム内で自由に勤務時間を調整できるフレックスタイム制度を導入している企業もあります。働く場所を選ばず仕事ができるテレワークも、新しい働き方として注目されています。

まずはライフイベントなどで環境が変化したときは、すぐに退職という道を選ぶのではなく、違う働き方で継続できないか会社に相談してみる。一つの働き方にこだわらず、その時々で柔軟に働き方を変えて、キャリアをつなぐことが大切だと思います。

キャリアコンサルタント 杉山友香さん