今回教えてくれるのは「佐藤ななみさん」

さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に、家計・住宅資金・保険・資産運用・終活に関する個別相談業務やセミナーを展開中。YouTubeチャンネルでもお金の情報を分かりやすく発信。
https://financialcoach.jp/


洪水や台風などの自然災害にも対応 自動車保険の内容、今一度確認して

【今回のスタディー】車両保険

大雨による被害が今年も全国各地で発生しています。家屋や車が浸水あるいは流されていくニュース映像に言葉を失います。いざというとき、命を守る行動が最優先なのは言うまでもありませんが、収束の先に待つ日常回復のための金銭的負担を考えると、平時から備えておくことがあらためて重要ですね。

自動車保険に付帯する「車両保険」

例えば、自然災害による住宅の被害は火災保険で補償されることになりますが、車の被害についてはどうなるのでしょう? ここで活躍してくれるのが、自動車保険に付帯する「車両保険」です。

大前提として、自動車保険の主な目的は、車を運転中に事故を起こしてしまったとき、相手方に生じた損害(対人・対物)を賠償することです。万一、自身が被害者となってしまった場合には相手側から賠償を受けますが、加害者になった際には、自身に生じた損害は自身で回復を図るしかありません。そんなとき人的損害について補償するのが人身傷害保険や搭乗者傷害保険、車の損害について補償するのが車両保険です。

「一般」「エコノミー」の2種類

車両保険には、「一般車両保険」と「エコノミー車両保険」の2種類があります。一般車両保険が補償するのは、(1)車同士の衝突・接触(2)盗難・騒じょう(3)落書き・いたずら(4)火災・爆発(5)台風・竜巻・洪水・高潮(6)ひょう・あられ(7)飛来中・落下中の他物との衝突(飛び石など)(8)当て逃げ(9)単独事故(10)転覆・墜落(11)自転車との衝突―による車の損害です。エコノミー車両保険では、これらのうち一般的に(8)~(11)を除いたものが対象です。車両保険で補償されるのは交通事故による損害だけではないのです。

これから秋にかけては自然災害(地震・津波・噴火による損害は車両保険の適用対象外)が起きやすい季節です。今一度、自動車保険の内容を確認しておいてはいかがでしょうか。

等級はどうなるの?

「自動車保険を使ったら翌年の保険料が高くなった」という経験をされた方もおられると思います。事故歴に応じて保険料の増減が決まる「ノンフリート等級」がダウンすることで割引率が下がってしまうのがその理由です。通常の事故では3等級下がるため、元の等級に戻るには無事故で3年間を経過する必要があります。

では、自然災害などの被害で車両保険を利用した場合の等級はどうなるのでしょう。本文中の損害原因のうち(2)~(7)については、1等級だけダウンすることになっています。自身に非のない原因ですが、残念ながら保険料が上がることは免れないのですね。あらためて、何事もなく過ごすことができるよう願うばかりです。


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