出費がかさむ年度末・年度初め 予定して準備しておくことも管理の一つ

【今回のスタディー】家計管理(上)

1月は“行く”、2月は“逃げる”、3月は“去る”とはよく言ったもの。あっという間の年度末ですね。進学や進級、就職など、大きな環境の変化に伴って支出がかさむ時期でもあります。子どもの小・中・高校入学のタイミングには、制服や副教材費などで15~20万円程度は支出してたかなぁ…というのは私の経験値。大学進学など、引っ越しを伴うケースともなると、さらに大金が…。まるでお金に羽が生えたかのような出費です。

「このような突発的支出にはどう対応したらいいの?」というお尋ねをいただきました。新年度に限らず、お盆や年末年始などお付き合いが増える時期にも同様の悩みが生じがちですね。年度末にちなんで、そのあたりの対策について2週にわたってお届けします。

“突発的”は突発ではない!?

前述のような支出は、食品や光熱費などのように毎月発生するものではありません。ですから、つい“突発的”であるかのように感じてしまいがち。ですが本当は、季節ごとに発生する支出も年間を通じて見ると立派な“定期的支出”です。ここに問題が生じてしまう原因は、“突発的”と捉えていることそのものにあるといえるでしょう。

進学や進級も同様で、毎年ではないにせよ、一定の周期で訪れることは決まっています。他に、車の買い替えなども同じでしょう。予定して準備を進めておくことで、問題ではなくなるはずです。

“月々”以外も含めた予算立てを

ここで重要となるのが、“予算”の概念です。限られた収入を、何のためにいくら割り当てるか、月々以外の支出を含めて枠を決めておきます。ところで、「○人家族の食費はいくらが目安?」「収入の何%を貯蓄すべき?」といった質問をいただきますが、実はこうした思考回路が失敗のもと。では、どうする? 予算策定の具体的な方法についてはまた次週。

うまくいかない人の共通点

予算への意識は高いのに、思うように家計が回らない人とお会いすることがあります。共通している傾向は、財布や通帳の数が多いこと。あまりにも詳細に分け過ぎて、ちょっとした状況の変化に対応できず、ご本人が混乱・疲弊してしまっているケースです。真面目で意識が高いことが裏目に出ているのがとても残念で…。

どんなことでも結果を出すために重要なのは、何といっても続けられること。そのために、「楽して簡単に!」が成功の鍵だと言うと意外に感じられますか? 財布や通帳も数を減らしてシンプルに。次週、その辺も含めてお話ししたいと思います。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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