今回教えてくれるのは「佐藤ななみさん」

さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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あらゆる生産能力の源泉であり 社会全体の富を願う行為

【今回のスタディー】投資とは

あなたは「投資」という言葉にどのようなイメージをお持ちですか?

楽しい、豊か、勉強になる…のようなポジティブな反応が見られる一方で、ハイリスク、難しそう、バクチは嫌い…といったネガティブな捉え方をする人も少なくないようです。この違いはどこから来るのでしょう。

不安に思うのは自然な心理

辞書によると、投資とは「利益を得る目的で事業や不動産、証券などに資金を投下すること」とあります。対象が何であれ、投下した資金が利益をもたらしてくれることを期待しての行為であり、これに反して損失を被る可能性や、結果が保証されていないことを不安に思うのは至って自然な心理でしょう。

とはいえ、単に「自分のお金が目に見えて増えるか、減るか?」だけに注目するのは投資の本質ではありません。「そもそもどうして利益につながるのか?」を考えてみましょう。

投資の“資”は「もとで」

投資の“資”とは「もとで」という意味で、あらゆる生産能力の源泉です。ここから生み出されたものが、社会の困り事を解決し、人々の喜びを生み出す。そこに対価が集まり…。それらが巡り巡って出資者に戻って来るのが投資による利益です。つまり投資とは、自分を含め、社会全体の富を願う行為であり、それを実現し得ると思われる「もとで」に対して行うものだといえます。

もちろん、投資は期待通りの成果が出ない場合もあり、そうした可能性のことを“リスク”といいます。このように、注意を払うべき側面があるのは事実ですが、決して「利益に目がくらみ、やみくもに危ない橋を渡る」というものではありません。

次週は、リスクを分散させながら少額から始めることができ、初心者の方にも取り組みやすい具体的な投資手法の代表格ともいえる “積み立て投資”について、浦田幸助さんに解説していただきます。

混同されがちな「投資」と「投機」

「投資」と混同されがちな行為に「投機」があります。これは、短期間の市場の値動きに対し、差益を目当てに売買を行う行為で、チャンス(機会)を狙って資金を投下しているといえます。いずれも対象はさまざまですが、ここでは“株式”を例に考えてみましょう。

投資における銘柄選定の主眼は、どのような商品・サービスで社会に貢献するか、それがどのように消費者に支持され繁栄するか―といった企業価値に向けられます。一方、投機では利ざやを取るのが目的。銘柄選定の主眼は、比較的短期間で値上がりするかどうかです。両者とも、「する」「しない」は個人の自由ですが、違いを明確に切り分けて捉えてくださいね。


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