今回教えてくれるのは「浦田幸助さん」

うらた こうすけ

浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP®)、一級ファイナンシャルプランニング技能士。
https://www.sfpmoney.jp/


価格が下がっても慌てないで うまく運用できれば利益還元も

【今回のスタディー】積み立て投資

新型コロナウイルスは金融経済にも大きな影響を与えています。日経平均株価は、今年の最高値だった1月20日の2万4083円51銭から、3月19日には1万6552円83銭と、最安値を付けました。この結果を受け、「やはり投資は怖い、早々に株や投資信託は売ってしまおう」「これから始めようと思ったけどやめよう」などと不安を持った方もおられるかもしれません。これは当然の感情です。しかし、景気の動向によって相場が上がったり下がったりするのも当然のことと捉えるべきでしょう。

4つのポイントを押さえて

投資を行うに当たっては、まず何のために運用をしていくのか、目的を明確にすることが大切です。

今回は、将来のための積み立て目的で行う投資に絞って話をしたいと思います。重要なポイントは次の4点。(1)この積み立ては何のためにするのか(教育資金、老後資金など)(2)いつまでにいくら必要なのか(例えば、子どもが大学に入学するまでに300万円、65歳になるまでに2000万円など)(3)今の家計から投資に回せるのはいくらか(家計の余剰資金)(4)投資商品が目的に合っているか(リスクとリターンの把握)。これらのことをしっかり押さえておいてください。

いかに多くの口数を買えたか

積み立ての簡単な例として、ある投資信託を毎回2万円で4回購入したとします(左表)。もし基準価格が下がらなかった場合は当然、8口しか購入できませんが、例では12口購入することができています。このように積み立て投資の場合、途中で値下がりしても、最終的に値上がりしたものであれば、利益が出ることも多いのです。途中でいかに多くの口数を買えたかが重要になります。

資金を一括して投資する方法(一括投資)は、価格が安いときに購入すれば、大きな利益を出しやすいです。しかしそれを見極めるのはなかなか難しいものです。一方、積み立て投資は、タイミングや期間といった「時間」を分散させて投資するため、大きな利益を出しにくいのですが、初心者でも損をしにくい投資法です。

「ドルコスト平均法」

今回例に挙げた投資法のように、株価の動きやタイミングに関係なく、価格が変動する商品を定期的に一定金額ずつ購入する方法を「ドルコスト平均法」といいます。

価格が高いときには少ない数量を、価格が安いときには多くの数量を購入できるため、長期間買い続けると、一定数量を定期的に購入する方法に比べて平均購入単価が低くなる効果があります。ただし、売却時の価格が大きく下がっているような場合には利益が出ない可能性があるので、注意が必要です。


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