今回教えてくれるのは「佐藤ななみさん」

さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
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豪雨・台風など大規模災害の増加が原因 増減幅は地域や建物構造などで異なる

【今回のスタディー】火災・地震保険料の値上げ

今般の記録的な豪雨により、県南地域を中心に甚大な被害がもたらされました。亡くなられた方、けがをされた方、住居や車をはじめ生活や仕事に欠かせない大切な財産を失った方々に、心よりお見舞い申し上げます。

近年、豪雨や台風、地震といった自然災害の発生頻度や損害規模が拡大しています。日本損害保険協会および日本地震再保険社の調査データを見ると、過去の主な自然災害による損害保険金の支払額について、高額だった上位10の災害のうち、7災害がこの10年以内(うち6災害は5年以内)に発生したものでした。

来年1月にも値上げの見通し

こうした状況を受け、昨年1月に地震保険料が、10月には火災保険料が改訂されています。増減幅は地域や建物の構造などによって異なりますが、熊本県では最大3割強の値上げとなりました。火災・地震保険に限らず、保険という仕組みは「全体に発生する損害を加入者全員で補い合う」という考え方の下で成り立っています。近年の相次ぐ自然災害を見ると、値上げも致し方ないと納得せざるを得ないのでしょうか。

そしてこのたび、損害保険各社から、2021年1月以降に補償が開始される火災保険および地震保険の保険料率を再び改訂することが発表されました。熊本県では、最大で3割弱の値上げとなりそうです。

まとめ払いで早めの手続きを

年内に更新または新規加入をご予定の火災・地震保険については、可能な限りまとめ払いしておかれることをお勧めします。保険料が少しでも安いうちに…という点に加え、最長10年分を一括契約できる火災保険(地震保険は最長5年)では、長期間分まとめて加入するほど大きな割引を受けられるからです。早めの手続きで、少しでも生活防衛をしていただけたらと思います。

この先さらなる値上げの可能性も

火災保険料率は、昨年の改訂からわずか1年2カ月で再び改訂されることになりました。これは、昨年の改訂が2016年までの損害状況に基づくものだったことが理由です。その後も相次いだ大規模自然災害を受けて、18年までに発生した損害を織り込んだ結果が、21年に控えている改訂というわけです。

ということは…19~20年にも自然災害による大規模な損害が発生している事実を踏まえると、この先遠くない将来、さらなる値上げが控えていると考えておく必要があるでしょう。命や財産を守ることはもちろん、家計のためにも、これ以上の災害が起こらないよう願わずにはいられません。


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