今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

奨学金は繰り上げ返済できる? 教育資金や資産運用にも助言を

Q.

現在育児休暇中で、夏には職場復帰します。この先、子どもはあと2人欲しいと思っており、5年後を見据えてマイホーム取得も希望しています。

夫婦とも奨学金の返済があり、あと15年ほどは払い続けなければなりません。住宅資金を貯蓄しつつ、有利子の分(残り約120万円)だけでも繰り上げ返済することは可能でしょうか。

また、教育資金の準備は、学資保険だけで大丈夫でしょうか。復職後の収入増加を見込んでiDeCoなども始めてみたいのですが、どこに手を出していいのかいまひとつ分かりません。節税対策として個人年金にも興味があります。

A.

育休中ながら、貯蓄を取り崩さずやりくりできている優秀な家計です。妻の復職後は、年間290万円前後の手取りになるとのこと。保育料や日常生活費など支出増を考慮しても、150万~200万円ほどの黒字が期待できます。

マイホームは、資金面だけで見ればすぐにでも着手できそうです。奨学金の繰り上げ返済も可能ですが、利息の軽減効果はそれほど大きくなさそうなので、まずは手元資金の充実が優先かと思います。

学資保険は、大学進学期に総額300万円受け取れるそうで、ひとまずの目標ラインはクリアできていると思います。実際にそれで足りるかどうかは「進学先次第」としか言えませんが、教育費について知っておいていただきたいのは、「かかる」といわれる金額の大半は、20年近くもの期間にわたり、その時々の収入から捻出するものだということです。貯蓄から切り出す分は全体の一部ですから、過大に不安視するものでもないと思います。

個人年金は、低金利下で加入することは避けたい金融商品です。iDeCoの方が節税効果も断然高いですし、超長期の資産形成手段としても理にかなっていると思います。ただし、重要なのは投資の中身です。積立投資の理論を十分に理解した上で取り組んでいただけたらと思います。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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