今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

コロナの影響で所得が減少 少しでも貯蓄をするにはどうすれば?

Q.

派遣社員として働いています。コロナの影響で派遣先の変更を余儀なくされ、所得が減少しました。今の勤務先もボーナスはあると聞いていますが、職場を変わったばかりのため直近ではもらっておらず、収支表には載せていません。

支出のうち、生命保険料が高いのは、低所得で支払いが難しい両親の分も負担しているためです。少し前に父が病気をしたこともあり、別の保険への切り替えも難しいと思います。

今の生活から脱出して少しでも貯蓄していけるようダブルワークも検討しているところです。他にも何か蓄えを増やす方法があればアドバイスください。

A.

年間収支は約20万円の赤字。蓄えを取り崩しながら乗り切ってこられたそうですが、それもこの先は厳しい状況ですね。

そんな中、最も気になるのが生命保険料です。ご両親の分もお支払いだそうですが、加入内容をお尋ねしたところ、ご両親とも主に入院時の医療費に備える保険にご加入のようです。

ところで、健康保険の「高額療養費制度」により、ひと月当たりの医療費(保険診療)の自己負担額には上限が設けられています。ご両親の場合、入院時の自己負担額は月1万5000円(年齢・所得による)まで。入院などの際、他に多少の経費がかかったとしてもさほど高額にはなりにくく、支払い中の保険料分を貯蓄しておいた方が有効である可能性も高いと思います。

既往歴もあるとのことで、慎重に検討すべきところではありますが、少なくとも「がん特約」や「通院特約」など特定の事態に限定して上乗せ給付する特約だけでも外すなど、保険料を極力抑える工夫が必要な状況かと思います。

コロナの影響で厳しい中、キャッシングやリボ払いなど、さらに困難な事態を招く方向に足を踏み入れておられないことに安心しました。この先、「どうしても…」という場合は、社会福祉協議会の「緊急小口資金」など、公的融資を最優先に検討してみてください。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

相談者募集!

家計簿チェックをしてほしい読者を募集しています。紙上では仮名とさせていただきます。家計収支表(紙面参照)と住所・氏名・電話番号を書いて下記へ。WEBでも受け付け中!

〒860-8506 ※宛先住所は不要
くまにち すぱいす 「家計簿チェック」係
FAX 096-372-8710
spice.spice@kumanichi.co.jp

採用分には商品券3000円分進呈。


次回の予定は

友人と比べて将来に不安が…
今の自分に合った貯蓄法は?

お楽しみに!