"お金のプロ"がズバリ!家計簿チェック
今回答えてくれるのは「浦田幸助さん」
Q.
新卒入社2年目です。今の部署は、残業が全くないということもあり、手取り額が月14万円ほどです。賞与についても、新型コロナの影響で、今年はほとんど出ない見込みです。支出については、車のローンや奨学金ほか月々の支払いが多く、同学年友人と自分をつい比べてしまい将来に不安を感じます。
現在は、実家暮らしですが、いずれ1人暮らしをするつもりです。「つみたてNISA」を検討していますが、これは正しい選択でしょうか。今自分に合った貯蓄の方法を教えてください。ちなみに、住居費は実家に入れているお金と月極駐車場代のことです。
A.
家計を拝見したところ、お気付きのようにローン返済額が支出の中で負担になっているようです。自動車のローンは次回からなるべく組まずに買うようにしたいですね。それ以外は特に問題ありません。
さて、貯蓄についてですが、目標額を決めていつまでに達成するかを考えることがポイントです。いずれは実家を出て1人暮らしをされたいとのこと。まずは、必要資金を貯蓄されることを目指してはいかがでしょうか。実現するには、手元現金を生活費の1年分ほど持っておきたいので、現在の貯蓄に加えて30万円程度と引っ越し代、家電・家具購入費用・賃貸費用など20万円程度を合わせた50万円ほどを貯蓄に積み増ししましょう。
また、保険には加入されていないようですが、医療保険ぐらいは入られてもよいのではないでしょうか。例えば、入院日額5000円で女性疾病特約や先進医療特約を付けて、保険料2000円程度で加入できます。
貯蓄方法として「つみたてNISA」を使われるのは、貯蓄の習慣と投資への関心を持つという点では良い選択だと思います。しかし、年齢などを考慮すると、将来のご自身のために資格を取ったり、技術を学んだりする自己投資にお金をかける方が、有意義といえるのではないでしょうか。
うらた こうすけ
浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP(R))、一級ファイナンシャルプランニング技能士。
https://www.sfpmoney.jp/
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