今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

自営業で収入が不安定… 年金の追納や進学資金について助言を 

Q.

収入が不安定な自営業です。売り上げは80万円の月もあれば、納期の関係で0の月もあります。夫の実家に同居しており、家賃として住宅ローンの半分を負担しています。

国民年金は全額免除を受けていた期間が長く、老齢年金の受給見込みは夫婦合わせて現状で月3万円ほどです。かなりの金額になりますが、貯蓄を削って追納すべきでしょうか。

子どもたちの貯蓄は、主に児童手当をためてきたものです。将来、それぞれが望む進路に進めるよう十分な資金を確保したいです。つみたてNISAやジュニアNISAを始めるにはもう遅いでしょうか。

A.

まずは国民年金について。前提として、公的年金は10年以上の受給資格期間を満たした人に受給権が発生します。また基礎年金の受給額は、基本年金年額に「保険料納付月数等÷480カ月(加入可能月数)」を掛けて算出します。国民年金保険料の払い込み免除には、「全額」「4分の3」「半額」「4分の1」があり、全額納付した場合と比べて年金受給額が少なくなります。しかし免除を受けた分が一切削られてしまうのではなく、全額免除期間については2分の1(2009年3月分までは3分の1)を「保険料納付月数」に加えて計算されます(一部免除も段階的に加算)。

さて追納の件について。免除を受けていた保険料を追納することで年金受給額を増やすことができますが、追納できる期間は免除から10年間に限られます。効果については、諸条件より、20年(全額免除の場合)を超えて年金を受給すれば、納めた保険料以上に受け取れる計算になります。判断の参考にしていただければ幸いです。

教育資金の運用開始は決して遅いとは思いません。メインはつみたてNISAでコツコツ積立投資を継続しましょう。ジュニアNISAは2023年末の撤廃が決まっており、短期間ではありますが、既にある資金を非課税で運用する場として活用できると思います。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に『佐藤ななみのおかねの教室』を主宰。家計・住宅・保険・資産運用の講座や相談業務を展開中。書類整理やフリーランス向けワークショップも人気。
https://kakei773.com

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