今回答えてくれるのは 佐藤ななみさん

いずれ仕事を辞め、配当金で生活したい このまま投資を続けていける?

Q.

現在夫婦2人暮らしで、1~2年以内に子どもを1人もうけたいです。5年ほど前から国内株を中心に高配当銘柄を購入。昨年からは米国株式にも投資しており、年間配当額が200万円になるまで続ける予定です。この先20年程度で夫婦とも仕事を辞め、配当金のみで生計を立てるのが目標です。

目標達成のために月5万円の予算を投資に充てていますが、産休や育休で収入が減る間、子どもの養育・教育にお金がかかる間も続けていけるでしょうか。家と車の購入は予定していませんが、家族が増えたら引っ越しが必要なので、家賃は上がると思います。

A.

注目のFIRE(経済的に自立して早期退職を実現すること)を目指して既に5年も取り組んでおられますね。20年後の金融資産残高の目標額は3000万円とのこと。月5万円の予算なら期待収益率7%が必要となりそうです。

現時点の家計収支は、投資などの予算を除いても約120万円の黒字。産休・育休中の減収分については、この分で吸収できそうです。ただし、引っ越しによる家賃増を前提に、新たに育児費も生じることを加えると、産休・育休中は投資のペースを少々緩める必要がありそうです。

また、育休明けに時短勤務を選択すれば収入減が続き、さらに3歳になるまでは保育料も必要です。その先は、最低限のところで学校教育費(年額/公立)だけを見ても、小学校約11万円、中学校約18万円、高校約28万円が1人当たりの平均額です(文部科学省調査)。他に、どんな習い事をするか、どんな進路を選ぶかで3~4倍程度の開きは容易に生じることを踏まえて計画に織り込んでください。

最後に住宅について。現在の家賃程度で収支を組み立てられる物件が見つかるなら、あえて中古マンションを購入するのも選択肢の一つかもしれません。将来の住み替えを前提に、住宅を金融資産の延長として捉えることも可能かと思います。


さとう ななみ

「お金ともっと仲良く!」を合言葉に、家計・住宅資金・保険・資産運用・終活に関する個別相談業務やセミナーを展開中。YouTubeチャンネルでもお金の情報を分かりやすく発信。
https://financialcoach.jp/

相談者募集!

家計簿チェックをしてほしい読者を募集しています。紙上では仮名とさせていただきます。家計収支表(紙面参照)と住所・氏名・電話番号を書いて下記へ。WEBでも受け付け中!

〒860-8506 ※宛先住所は不要
くまにち すぱいす 「家計簿チェック」係
FAX 096-372-8710
spice.spice@kumanichi.co.jp

採用分には商品券3000円分進呈。


次回の予定は

知りたい! お金の話

お楽しみに!