"お金のプロ"がズバリ!家計簿チェック
今回答えてくれるのは「浦田幸助さん」
Q.
子どもが成長するにつれ、教育資金や老後資金などが心配になってきました。
そこで、これまで銀行預金のみで貯蓄していたのに加え、夫がiDeCoを、夫婦でつみたてNISAを始めました。また、ジュニアNISAを使って、2人の子に年間80万円ずつ3回に分けて合計240万円ずつ貯蓄から移し替えようと考えています。ここ最近、いろいろと投資を始めており、少々不安を感じています。投資と貯蓄の無理のないバランスを教えてください。
また、生命保険をかけ過ぎていたため見直そうと思いますが、注意点を教えてください。
A.
お子さまが成長するにつれ、生活費や教育費が増えていくので、将来のために資産運用を始める良いタイミングですね。
仮にiDeCoの運用利率を1%、つみたてNISAとジュニアNISAの運用利率を2%としてシミュレーションしてみました。その結果、第1子が18歳になる頃、約3600万円の貯蓄残高となります。
次に、投資をある程度リスクを取るもの、貯蓄を安全性・確実を重視するものとして、そのバランスを考えます。先のシミュレーションで考えると、第2子が大学に入学する頃(オムライスさん52歳)に投資が貯蓄を上回りますので、このくらいから投資に回す分を減らしていってもよいと思います。仮に、52歳の時にNISA口座をやめて全額普通預金に移し替えても、60歳の時点で約4200万円の貯蓄残高となります。もちろん、運用結果次第で考え直す可能性はありますが、現時点では将来の備えは十分可能と思います。
最後に保険ですが、ご主人の職場保険に入ることを検討されていると伺いました。団体割引が利くので割安で入れますが、退職後も加入できるのか、できるとしても何歳までなのか、配偶者も可能なのかを確認してください。退職後も医療保険やがん保険が必要であれば、一般の保険も検討する必要があります。
うらた こうすけ
浦田幸助FP事務所所長。個別相談への対応やセミナー開催など、活動は多岐にわたる。ファイナンシャルプランナー(CFP(R))、一級ファイナンシャルプランニング技能士。
https://www.sfpmoney.jp/
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